【ヒラスズキ】冬~春ウェアの選び方。レイヤリングの基礎知識

ヒラスズキ釣りでは歩き続けるということもあり、登山のレイヤリングと通じるところがあります。
冬季、とくに2月前後の厳寒期はウエアの重ね着をどうするから悩むところですよね。
今回は釣りの中でも一番危険を伴うものであり、ハードな釣りでもある、ヒラスズキフィッシングの冬~春ウェアの選び方を当記事で徹底解説していきたいと思います。
それでは始めていきましょう。
ヒラスズキ冬~春ウェア選び方。レイヤリング基礎知識
ライフジャケットに必要なギアや飲み物を収納、または吊り下げるとそこそこの重量となり、それを着用して磯を歩くのが前提であるため、ヒラスズキ釣りは基本的に着込まなくても良いといえます。
レイヤリングの基本
オーソドックスなレイヤリングは
- アンダーウエア
- インナー
- アウター
という3枚構成になります。
ウエアの品質によっては1~2枚多くなることもあるでしょう。
コンプレッションウェアの有効性
ここ数年ではアンダーウエアに厚手のコンプレッションウエアを選ぶことが人気となっています。
コンプレッションウエアを着用していると、長歩きするヒラスズキ釣りでは疲労を軽減することができます。
スポーツ用タイツやレギンスが人気の「CW-X」。女性用下着を中心とした衣料品を展開する「ワコール」が開発したブランドです。スポーツ科学に基づいたテーピングの原理を組み込んだコンプレッションウェアが揃っています。
レイヤリング=薄いものを重ね着
レイヤリングでのもう一つの基本は、分厚いもので温かくするのではなく、薄いものを重ね着するということです。
重ね着の注意点としては、すぐに暑くなって汗を噴き出すような重ね着は避けたほうがいいです。
大量に汗をかいたあとに、汗がひくと逆に体温を下げてしまい、今度は寒くなったり風邪をひいたりしてしまいます。
よって、できるだけ脱がずにすむように、脱いだとしても薄くてかさばらないものにしたいところです。
以上のような観点から、
アンダーウエアには体温保持に優れたものが合っており、インナーは裏起毛のフリース、アウターは透湿撥水のレインウエアが適しているといえます。
寒がりの人はアンダーウエアやインナーを厚手のものにしたり、秋冬用のレインウエアにすればよく、さらに首回りを保温することで寒気を抑えることができます。
手首を保温
最近は手首を温めるカイロも発売されており、手首を保温することで手先が利きやすくなったりします。
極寒の中でヒラスズキを釣り、手が濡れて風にさらされてしまうと思うように指が動かなくなりますが、手首を温めておけばこれを緩和することができます。
保温性に優れたニットキャップ
頭部はキャップよりもニット系の帽子が温かく、風に飛ばされにくいのでオススメですが、波を被って帽子を濡らしてしまわないよう注意が必要です。
ウエアの素材の選び方
ウエアの素材は綿以外のものを強くオススメします。
登山では「ウエアは、化繊やメリノウールが常識」
となっており、素材は
- ポリエステル
- アクリル
- レーヨン
- ポリウレタン
- ウール
などが主流なのです。
綿は燃えにくいという特性はありますが、速乾性が化繊に比べて悪いというデメリットが強いです。
ヒラスズキ冬~春用 おすすめのウェア
ヒラスズキ釣り用のレイヤリングの基礎知識を押さえたところで、オススメの冬~春用のウェアを紹介していきたいと思います。
帽子
【mazume】ニットワークキャップ
ありそうでなかった。ニット素材のワークキャップ!
他のニット製品と比べタイトに被ることができるのが特徴です。
ニットとファーのダブルで暖かい、極寒仕様のワークキャップとなっています。
【ダイワ】フィッシャーマンズニットキャップ
スタイリッシュで使いやすいシルエット浅めのニットキャップ
ダイワ製品はオシャレなものが多く、カラー豊富なのも選びやすい点です。
アンダーウエア(タイツ)
【ファイントラック】フラッドラッシュニーガードタイツ
画期的な耐久撥水・保温ウエアとして定番ウエアの地位を築いてきたフラッドラッシュが、さらに水中保温性と耐久性を向上させてリニューアル。
岩やヤブなど膝への負担がかかる場面で膝を保護しながら、動きを妨げない屈曲性を確保。アクティブなユーザーの要望に応える耐久性を実現し、沢登り、カヌー・カヤック、渓流や荒磯での釣りなど、あらゆるウォータースポーツで活躍します。
シースリーフィット(C3fit) インスピレーションロングタイツ
一般医療機器「弾性ストッキング」の効果を持つロングタイツ。運動時やリカバリー、日常のむくみ対策など、幅広いシーンで活躍します。
段階着圧設計により筋肉や脂肪の余分なブレを抑制し、運動効率の向上をサポート。吸汗速乾性を持つストレッチ生地を使用しており、長時間の着用でも快適性を維持できます。ランニングやトレッキング、釣りといったスポーツシーンで重宝するおすすめアイテムです。
運動効率を上げることができるのでヒラスズキ釣りでの長時間のランガンでも非常に有効的です。
アンダーウェア(ロングスリーブ)
【ファイントラック】フラッドラッシュ ロングスリーブ
首回りがすっきりとした重ね着がしやすいモデル
- 優れた水中保温性
- 陸上快適性
- 最高水準の撥水性
- 立体デザイン
- 防臭機能
- UVカット機能
【CW-X】JYURYU
肩甲骨の可動域を広げ、効率的な動きへ。
ハイパフォーマンスモデル。釣り・ゴルフ・球技・スキー・スノーボード等、上半身の動きが重要なスポーツにおすすめ。
・サポート部位:肩甲骨、広背筋、腹斜筋
カラダ全体を使った効率のよい動きへと導き、運動時の疲労を軽減
全身の筋肉を使って挑む、ヒラスズキフィッシングにピッタリなモデルです。
上半身の動きを妨げないので、ランガンメインの釣りではマストな「CW-X JYURYU」
インナーウェア
【モンベル】クリマエア アングラージャケット
モンベルが本気で作った釣り用ウェア。
毛足が長く、抜群の保温性と軽量性を実現したフリース素材を使用したジャケットです。ショルダーベルトで擦れやすい肩と、ストレスポイントである肘部分に補強を施しています。
釣りファッションの中にあって、硬派で実用的なウエアを展開し続けているモンベル製なら間違いなし!フィッシングはもちろん、キャンプやトレッキングでも活躍してくれます。
アウターウェア
【シマノ】GORE-TEX ベーシックレインスーツ RA-017U
2021年3月発売 新モデル!
ファイトやキャスティングなどの釣り特有の動きをモーションキャプチャやパターン分析し、肘・腕の可動域をより最大化した立体パターン設計で荒磯でのヒラスズキ釣りにも対応できるレインウェアです。
【mazume】 レッドムーンレインジャケット
最高傑作!!
フィッシングフィットのフラッグシップモデル。
アウトドアブランドのレインジャケットは、腕の取り付け角度が下向きです。
釣りの中でも、特にルアーフィッシングの主要動作であるキャストやシャクリをする際には、腕の位置が胸よりも上にあります。そのため、フィッシングフィットのジャケットは、腕の取り付け角度を上向きにしています。
おわりに
今回は「ヒラスズキ釣りにおける、冬~春ウェアの選び方。レイヤリングの基礎知識」をお届けしました。
わたしはヒラスズキ釣りにおいてのウェアは、人間一人の生命に直結する非常に重要なものだと考えます。
ウェアはロッドやリールなどの釣具よりも釣果を左右するものだと言っても過言ではないでしょう。
ヒラスズキ釣りはハッキリ言って、歩いてなんぼの世界ですし、過酷な環境に耐え続けるハードな釣りでもあります。
だからこそ、ウェア選びにはロッドやリール、ルアー選びと同じくらいの時間をかけて煮詰めていってほしいものです。
ヒラスズキ釣りはもっとも危険な釣りですが、安全第一で楽しみ続けていけたらと想います。
ヒラスズキ釣りについてもっと知りたい!という方は下記にまとめ記事がありますので、ぜひチェックしてみてください。