【最新21年版】ヒラスズキ専用ロッドの選び方とオススメ製品まとめ
ヒラスズキ専用のロッドを選ぶうえでもっとも大切なのは、自分にとって軽く、振りやすいロッドを選ぶことです。
そうでないと、磯歩きをしながらのヒラスズキ釣りでは疲れてしまい、長くヒラスズキタックルを降り続けられなくなるからなんです。
今回は釣りの中でも一番危険を伴うものであり、ハードな釣りでもある、ヒラスズキ相手の専用ロッドの選び方とオススメ製品を当記事で徹底解説していきたいと思います。
それではいってみましょう!
ヒラスズキ専用ロッドの選び方
これからヒラスズキ釣りを始めるにあたって最初に手に取る1本は「中型からやや大型くらいの魚を想定した、できるだけ細くて軽い10ft半~11ftのスピニングロッド」がオススメです。
ロッド選びの3要素
ロッドを選ぶ基本的な目安は、
- 長さ
- 調子
- パワークラス、
- 自重
- 価格
- 好きなメーカー
- デザイン
などがあり、さらに、
「自分にとってふさわしい、釣り場にふさわしい、魚の大きさにふさわしい」
の3要素があります。
ヒラスズキ専用ロッドの長さを考える
風を切ってキャストを繰り返すため、ブランクはブレにくくて細いほうが有利です。
長さは10ft~15ftまで幅広くあり、よく使われるのは11ft程のロッドとなっています。
ロッドの長さが適正かを考えるには、自分が行くであろうポイントの足場の高さ、水際の地形、ポイントまでの距離、自分の技量や腕力といった観点となります。
長いロッドのほうが基本的には有利
足場が高い場合と、操作時でもファイト時でも、とくにヒラスズキのヘッドシェイクに対応するには長いロッドが適しています。
では平磯であれば短いロッドですむのかといえばそうでもありません。
とくにシャロー帯であれば飛距離を稼げたほうが有利ですし、ルアーの操作中やファイト時は手前の浅瀬に点在する根をかわすのにロッドは長いほうがやりやすくなります。
ルアーの飛距離を出すには長いほうが有利とされていますが、自分にとって長すぎるロッドを持て余すくらいなら、短いロッドを使ってキャスト時のスイングスピードを速くしたほうが飛ばせるというケースもあるのです。
ロングロッドでのフッキングについて
長いロッドだと、バイトがあったときにフッキングパワーを伝えるアワセの動きが短いロッド以上に必要になります。
鋭くフッキングを決めるなら短いロッドのほうが分があるのです。
長いロッドにこだわるなら、自分にとってストレスなくキャストできて操作できるものを選ぶ必要があります。
ロッド選びで重要なのは、硬さ選び!
最初から本質的なことを言っちゃいますと、どの硬さが適しているかは自分の好みで決めて良いです。
ちなみに硬さを考えるときは、「硬さとパワーを混同しない」ように気をつけてください。
硬いロッドとパワーがあるロッドは完全にイコールではありません。
硬くても中型から大型を想定した設計もあれば、軟らかくても大型だけに照準を絞ったものもあります。
硬いロッドの特徴
硬いロッドはルアーのリリースポイントが狭くなり、慣れるのに時間がかかりますが、慣れてしまえばキャストが正確にコントロールできるようになるほか、ルアー操作も小細工が利き、感度もよく、フッキングパワーも伝えやすいです。
ただし、食いが渋くてバイトが浅いときは弾くケースがあります。
軟かいロッドの特徴
軟かいロッドはリリースポイントが広くなり、少々タイミングを外してもルアーは飛んでくれます。
軟かいロッドの場合、トップウォータープラグを操作しやすいと感じることができますし、バイトが浅いときに、弾きにくいのは軟かいロッドのメリットであり、掛かったあとも魚が暴れにくいとされています。
ロッドパワーに関して
メーカーが異なれば単純な比較はできませんが、同メーカーの同シリーズならパワークラスが上がると自重も増える傾向にあります。
最初に買うべき一本!
最初の1本目は汎用性重視
ヒラスズキ釣りではロッドを立てたり、寝かせたりとよく動かします。
だからこそロッドは軽いほうが有利となります。
これからヒラスズキ釣りを始めるにあたって最初に手に取る1本は「中型からやや大型くらいの魚を想定した、できるだけ細くて軽い10ft半~11ftのスピニングロッド」がオススメです。
予算別。ヒラスズキ用おすすめロッド
ヒラスズキ専用ロッドの選び方を押さえたところで、次はヒラスズキ用ロッドのおすすめ製品を紹介していきたいと思います。
格安!1万円前後のヒラスズキロッド
【シマノ】ソルティアドバンス S106M
シマノ製シーバスフィッシング用の入門ロッドです。
ソルティアドバンスではシーバスモデルと謳ったロッドしかありませんが、10.6ft(3.2m)の長さをもったこのモデルで十分にヒラスズキ釣りでも使用することができます。
まずはヒラスズキ釣りを体験してみたいという方にはとてもオススメできるロッドですね。
本格仕様!1万円台のヒラスズキ用ロッド
【シマノ】21 ムーンショット 106MH
2021年2月発売のNEW「ムーンショット」
遠投性重視のストロング&ロングロッド。12~17cmクラスの中~大型ミノー、重量級バイブレーション、50gまでのトッププラグ、60gまでのメタルジグなどに適応した広範囲に使用できるロッドになります。
10.6ftのミディアムヘビークラスから11ftのミディアムクラスまでラインナップされており、自分のフィールドにあったロッド選びができますよ!
【ダイワ】シーバスハンターX 100MH/106M
2021年3月発売のNEW「シーバスハンターX」
シーバスフィッシングを思いっきり楽しめるシーバス専用の本格ロッド。シーバス用の重いルアーを遠投できるネジレに強くて軽量な高品質カーボン製ブランクと、手にフィットして正確なキャストやアクションをサポートするダイワオリジナルのリールシートを搭載。さらには、糸がらみしにくいKガイド採用。
1万円台で買えるモデルながら、10ftクラスのロングロッドもラインナップされていますのでヒラスズキ釣りに流用することができます。
【メジャークラフト】クロステージ CRX-1102M
ソルトルアー初~中級者に定番の「メジャークラフト クロステージシリーズ」のシーバスモデル。1万円台というお手頃価格で11ftクラスのラインナップがある貴重なモデルです!
低価格で本格的なロングロッドを使ってみたいという方には「クロステージ CRX-1102M」で決まりです!
2万円台で買えるヒラスズキロッド
【シマノ】ディアルーナ 106MH
ヒラスズキ用ロッドの中でもっともコストパフォーマンス最強であると言える「ディアルーナシリーズ」
2万円台で買えるモデルながら、スパイラルXとハイパワーXに加えマッスルカーボンによって、強度やパワーをロスしがちな軽量化を、高い強度を保持しつつ実現したロッドです。
実際に106MHモデルを使用していますが、17cmの大型ミノーでも向かい風にむかって「バシッ」と軽快に振り抜くことができるブランクス強度を持っています。
初心者の方でも、予算が許すのであれば「ディアルーナシリーズ」を選んでおけば間違いないと言えるくらいオススメです。
▼ディアルーナを実際に使用しレビュー記事を書いていますので、ぜひチェックしてみてください。
【ダイワ】ラテオ 110MH
高強度のHVFナノプラス製のブランクと、ネジレに強いX45構造、軽量・高感度のエアセンサーシートを搭載し、ハイエンドのシリーズに迫る軽快性を手に入れた新ラテオ。
11ftのミディアムヘビーパワーがラインナップされており、足場の高い場所や遠投性能を生かしたシャロー帯の攻略に適したロッドとなっています。
2万円台でヒラスズキ用の尖ったロッドを使いたい人におすすめのロッドですね!
中~上級者向け。こだわりの3万円台のヒラスズキロッド
【シマノ】ルナミス 96M/106MH/110M
超軽量を追求したショアキャスティングロッド。
このロッドの特徴はロッドの反発力と振り抜いた後の復元力でルアーを安定させて飛ばすことにあります。
本来ならミスキャストであろうスイングもロッドの反発力でルアーを前面にしっかり弾き出してくれます。
特にマグネットシステムなどが入ってるルアーは気持ちがいいくらいシステムが効いてブレずに飛んで行きます。
3万円程度で購入できる価格でありながらスペックはハイエンドクラス。
最新技術が盛りだくさんのロッドです。
上級者向け!本格的な高級ヒラスズキ専用ロッド
【ダイワ】モアザン MT EX 110M・V
磯マルスズキやヒラスズキをはじめ、サーフゲームまで対応する軽量ロングロッド。
粘りがあるしなやかなレギュラーテーパー設計にしたことで、アングラーはもちろん、ラインやフックにも負担をかけずに魚とのやりとりが可能になっています。
一日中遠投を続けたり、波しぶきのなかでライナーキャストを繰り返すシチュエーションにおいて、アングラーをサポートしてくれる心強い長太刀。
【シマノ】エクスセンス ジェノス 「Wild Contact 110H」
足場の高い磯際、荒れ狂うサラシ、逆風下など、過酷な環境下を一本で制覇してくれます
「Wild Contact 110H」
バットからティップ先端まで全身がシャープな“硬くて曲がる“攻撃的ロッド。
向かい風を切り裂くキャスト性能、少ない動作でルアーを操れる緻密な操作性、荒波、荒磯の中にあるルアーの状態を鮮明に伝える金属的な感度、バイトがあれば速攻でフッキングを決めて一気に引き寄せるパワーなど、攻めのスタイルをサポートしてくれます。
おわりに
今回は「ヒラスズキ専用ロッドの選び方とオススメ製品まとめ」をお届けしました。
わたしはヒラスズキ釣りにおいてのロッドは、長いながらも軽く、ブランクスがシャキッととしていることが重要だと考えています。
荒磯での釣りでは頻繁に波を被ったり、強風吹きすさぶ中でキャストを繰り返したりするため、ロッドのキャスト性能の良さは不可欠ですし、不意の大物相手にはロッドに高負荷をかけることもあるでしょう。
ヒラスズキ釣りにおいて、ロッドが短すぎるなど、やわなロッドを使用することは無謀極まりないことです。
ヒラスズキ釣りははっきり言って体力勝負であり、キツい釣りです。
だからこそ、軽量性を重視しながらもパワーのあるタックルセッティングを組み、貴重なヒラスズキとの出会いを大事にしてほしく想います。
▼ヒラスズキ用のリールも揃えたい!という方は下記で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。