(2020年秋版)五島漁師のエギング入門道場。秋のアオリイカを制してスキルアップする秘訣。
ご訪問頂きありがとうございます。エギングでアオリイカを釣って生計を立てる、漁師morioです。
2020年も暑い夏が終わりを迎え、待ちに待った秋アオリイカのシーズンが始まろうとしています。
秋の涼しい風の中、エギングでの釣りを楽しみながらもしっかりとテクニックも磨いていきましょう!
ということで、今回は入門者向けに、秋のアオリイカ釣りについて解説していきたいと思います。
秋は新子の数釣り狙い
アオリイカ釣りのトップシーズンは春と秋の年2回
春は産卵のために海藻の密生する浅場へ入り込む親イカ狙いが中心で、1〜2キロの大型が狙えます。
秋は夏に孵化した「新子」が多いため数釣りシーズンとなりますが、春に比べると型は小さくなります。
活性の高くなる秋はアオリイカ入門に最適
春から夏にかけて浅場の海藻に産み付けられた卵は、3週間ほどで孵化します。
つまり夏場は生まれたばかりの子イカが多いのです。
胴が親指大まで育つと表層を漂いながらプランクトンを捕食し、「コロッケサイズ」になってくるとイワシやネンブツダイなどの小魚を追いかけはじめ、餌木にも活発にアタックしてくるようになります。
その新子が釣りの対象となるサイズにまで育つ秋は、エギング入門に最適の季節と言えます。
この時期、シャクリやフォールで感触があるのにフッキングしないのはアオリイカが小さすぎるためです。
そんな時はエギをサイズダウンしてみます。
それで小さいアオリイカが釣れたらリリースしましょう。
小さいアオリイカをリリースするべきなのは、毎年アオリイカ釣りを楽しむため。小さいサイズの乱獲は控えたいものです。
乗せるタイミングがわかればエギのサイズを戻すことで、そこそこのサイズをヒットさせることができるはずです。
秋アオリイカ攻略の秘訣
秋はメリハリのある動きでボトムから表層を誘う
秋は産卵を終えていない大型も交じりますが、基本的には春に生まれた新子が中心となります。
こちらは中層から表層を泳ぎ回っており、フォール中のアタリも多くなります。
ボトムからの大きく鋭いシャクリで誘い上げ、中層から表層のフォールで抱きつかせるのが基本スタイル。
活性の高いアオリイカにはメリハリの利いたアクションが効果的なのです。
秋のアオリイカは足で稼ぐ
秋のシーズンは春と異なりポイントの特定が難しいです。
春の産卵時は産卵場所である海藻帯に絞ることができますが、秋のアオリイカは表層から中層を広範囲に泳ぎ回っており、ゴロタ場やサーフからも釣れます。
ただし、この時期の小型は大きく回遊しているわけではないので、釣れているフィールドのポイントを丁寧に探ったほうがいいです。
実績のある場所なら、基本的にどこでもすぐに反応が見られるでしょう。
ただ、徐々に水温が低下すると水深のある堤防のイケス周りや船道のボトムから離れないこともあり、臨機応変な攻略が要求されます。
多彩な攻めに反応するのが秋アオリの魅力です。
サイトフィッシングのすすめ
サイトフィッシングを最も容易に体験できるのが秋シーズンです。
この時期のアオリイカは港湾や小磯などの際近くで活発にエサを追っています。
春に生まれたアオリイカたちがバリバリ食って成長しています。
ぜひこの時期にエギング初心者はテクニックを磨いていきましょう。
必須アイテム①偏光サングラス
偏光グラスは海面のギラつきを抑え、対象物をクッキリ見せてくれます。
つまりアオリイカをいち早く発見できるうえ、アオリイカやエギの動きもよくわかるのです。さらに目の疲労を抑えてくれるため、ぜひとも着用しておきたいアイテムです。
参照:楽天市場
morioが実際に使用してオススメできる偏光グラスはコレだ!
見やすさや歪みのなさ、目の疲れなさが流石オークリーといったところです。オークリーのサングラスはデザイン性も秀逸です。
必須アイテム②小さめの餌木
数釣りシーズンの秋なら2.5号エギがおススメです。
アオリイカを見つけたらその先にキャストし、リーリングとロッドワークでアオリイカの近くまで餌木を引いてきて、そこでフリーフォール。
これでイカの体色が変わったら餌木に興味を示した証拠です。
アオリイカはエギに寄ってきて、隙をついて抱きついてくるはずです。一度失敗しても諦めないで何度かトライしてみましょう。
何度か繰り返してダメだったら、今度はエギを深く沈めてからアオリイカの近くまで引いてきて、シャクリ上げたらそのままフォール。
これでもダメなら近くをタダ巻きしたり、鋭いジャークでアピールしてみましょう。
実績抜群!おすすめな2.5号エギ
新子シーズンは興味深々のフレッシュなイカばかり。
このエギにはラトルが内臓されているため集魚力抜群です。
効率的に釣っていくならこのエギで決まりです。
秋のナイトエギング
基本のタダ巻き
秋の夜釣りではアオリイカは底以外でもヒットしてきます。
タダ巻きで狙っていく場合、カウントダウンして引き始めるのが有効です。
何度か底をトレースしたら、次は着水から5カウント目から、その次は3カウント目から引き始めていきます。
幅広い層を探れば、そのぶんヒット率も上がっていくはずです。
ゆったりとしたシャクリ
シャクリは日中よりややソフトに、ややテンポを落として行います。
広くゆっくり探ると考えれば良いでしょう。
ダートやシャクリの幅は大きく、縦、横に広くアピールします。
夜はラインの動きがまったく見えないため、フォール中のアタリをとるのが難しく、シャクリ自体がアワセになります。
そのため、シャクるときはラインにしっかりテンションをかけることを心掛けておきましょう。
エギング漁師的ナイトエギングにオススメな餌木
タダ巻き、ゆったりシャクリに対応した最先端エギ。ここ最近どこの釣具屋でも売られている人気商品です。
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まとめ
春シーズンならここぞというポイントで粘るのも得策ですが、秋の数釣りシーズンは多くのポイントをランガンで攻めるのが有効です。
スレたアオリイカを狙うよりも、新たなポイントを探して活性の高いアオリイカを狙ったほうが効果的でしょう。
秋アオリイカは荷物をコンパクトにしてランガンで狙ってみてください。
エギング人気は最高潮な状態がずっと続いている状態ですね。
人気の漁港には平日でもエギンガーが見られます。
アングラーの増加に伴い、ハイプレッシャー化したフィールドで、なかなか結果を残せない入門者も多いでしょう。
今回の記事がそんなアングラーの皆さんに少しでも参考になれたら幸いです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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