五島・福江島へのアクセス完全ガイド|フェリー・飛行機・車なし釣行・瀬泊プランまで解説
五島列島で釣りをしてみたい。
ヒラマサやヒラスズキを狙うロックショア、沖磯でのフカセ釣りや石鯛釣り、夜釣りでのクエ狙い。
五島の海に魅力を感じても、初めての遠征では「福江島までどうやって行けばいいのか」が気になるところだと思います。
福江島へは、博多港や長崎港からのフェリー、ジェットフォイル、福岡・長崎からの飛行機でアクセスできます。
ただし、釣り遠征では移動時間だけでなく、ロッドケースやクーラーボックスの持ち込み、島内での移動、帰りの交通機関まで考える必要があります。
この記事では、五島で瀬渡し船を運営している立場から、釣り人目線で福江島へのアクセス方法と遠征プランを紹介します。
車を使わない釣行や、沖磯で一晩過ごす瀬泊についても解説しますので、五島遠征を計画する際の参考にしてください。
1. 福江島へのアクセス方法は4つ
福江島への主なアクセス方法は次の4つです。
| 出発地 | 交通手段 | 特徴 |
|---|---|---|
| 博多港 | 夜行フェリー太古 | 夜間の移動時間を活用できる |
| 長崎港 | 九州商船フェリー | 釣具が多い遠征でも計画しやすい |
| 長崎港 | ジェットフォイル | 移動時間が短い |
| 福岡・長崎空港 | 飛行機 | 限られた日程での遠征に便利 |

釣り人の場合、一般的な旅行より荷物が多くなりがちです。
ロッドケース、クーラーボックス、ライフジャケット、磯靴、タックルバッグなど、釣り方によって必要な道具も変わります。
そのため、単純に移動時間が短い交通機関を選べばよいとは限りません。
特に大型の釣具を持参する場合は、予約前に持ち込み条件を確認することが大切です。
2. 福岡・博多方面から福江島へのアクセス
福岡方面から福江島へ向かう場合、主な選択肢は博多港からの夜行フェリー太古と、福岡空港からの飛行機です。
博多港から夜行フェリー太古を利用する
福岡方面からの遠征で便利なのが、野母商船の夜行フェリー「太古」です。
博多港を夜に出発し、翌朝に福江港へ到着します。
夜間の移動時間を有効活用できるため、仕事が終わってから博多へ移動し、翌朝から五島で釣行準備を始めるような計画も立てられます。
特に瀬泊を予定している場合は、朝に福江島へ到着し、買い出しや釣具の準備を済ませてから夕方の出船に備えられるのが魅力です。
また、釣具が多い遠征でも検討しやすい交通手段ですが、荷物の取り扱いには注意が必要です。
太古では、クーラーボックスや釣り荷物は客室へ持ち込まず、受託手荷物として預ける必要があります。
荷物の大きさや種類によっては別の取り扱いや追加料金が必要になる場合もあるため、大型のロッドケースなどを持参する方は、予約前に確認しておきましょう。
太古には運休日やドック期間もあります。
往復の予定を決める際は、運航カレンダーと最新の時刻表を確認してください。
福岡空港から飛行機を利用する
福岡空港から五島つばき空港(福江空港)へ向かう航空便もあります。
移動時間を短くしたい方や、全国各地から福岡空港を経由して遠征する方に便利な方法です。
ただし、飛行機での釣り遠征は荷物の確認が重要になります。
長いロッドケースや大型のクーラーボックスなどは、機材や預け入れ条件によって制限される場合があります。
また、航空機への持ち込みが制限される釣具や装備もあるため、事前に航空会社へ確認しておきましょう。
運航便、運賃、乗り継ぎ、手荷物の条件は変更される場合があります。
詳しくは各航空会社の公式案内をご確認ください。
3. 長崎方面から福江島へのアクセス
長崎方面から福江島へ向かう方法には、九州商船のフェリー・ジェットフォイルと、長崎空港からの飛行機があります。
釣具の量や釣行日程に合わせて選びましょう。
長崎港から九州商船フェリーを利用する
長崎港からは、九州商船のフェリーが運航しています。
私が釣り遠征で使いやすいと思う交通手段の一つです。
特にロッドケースやクーラーボックス、磯道具など、荷物が多い方にはフェリーが候補になります。
ただし、フェリーにも手荷物の大きさや重量、個数に制限があります。
長いロッドケースや大型クーラーボックスなど、規定を超える可能性がある荷物は事前に確認してください。
釣り餌など、臭気を放つものの取り扱いにも注意が必要です。
また、瀬泊を利用する場合は、往路だけでなく帰りのフェリーと瀬渡し船の回収時間を合わせて計画することが重要になります。
長崎港からジェットフォイルを利用する
移動時間を短くしたい場合は、九州商船のジェットフォイルも選択肢になります。
ただし、釣り人にとっては大きな注意点があります。
ジェットフォイルには、釣り用・レジャー用を問わずクーラーボックスを持ち込めません。
また、釣り竿についても長さや収納方法などの制限があります。
大型のロッドケースや釣具を持参する方は、利用できるかどうかを事前に確認しておきましょう。
荷物が少ない釣行であれば便利ですが、釣具を多く持っていく遠征では、フェリーを選んだ方が計画しやすい場合もあります。
長崎空港から飛行機を利用する
長崎空港から五島つばき空港への航空便もあります。
長崎空港まで飛行機で移動してくる方であれば、長崎市内や長崎港を経由せずに乗り継げるのがメリットです。
ただし、便数や接続時間、受託手荷物の条件には注意が必要です。
特に釣行後の帰りの便は、瀬渡し船の回収時間と空港までの移動時間を考慮して計画しましょう。
最新の運航情報は航空会社の公式サイトで確認してください。
4. 福江島に到着した後の移動方法
福江島に到着したら、次に考えたいのが島内での移動です。
福江島は想像以上に広く、釣り場によっては港から距離があります。
島内の漁港や地磯を広く釣り歩く場合は、レンタカーがあると便利です。
一方、瀬渡し船を利用する釣行であれば、必ずしもレンタカーが必要とは限りません。
車なし釣行なら福江港周辺を拠点にする
車を使わずに釣行する場合、福江港周辺を拠点にする方法があります。
福江港周辺には宿泊施設や飲食店、スーパー、ドラッグストアなどがあります。
釣行前の食料や飲み物の買い出し、釣行後の休憩なども考えて、移動しやすい場所に宿泊すると便利です。
ただし、釣具が多い場合は移動にも負担がかかります。
大型のロッドケースやクーラーボックスを持って歩くのは大変なので、荷物の量や宿泊場所によってはタクシーなどの利用も検討しましょう。
また、五島つばき空港へ到着する場合は、福江港周辺までの移動手段も別途考える必要があります。
車なしで釣行できることと、すべての移動を徒歩で済ませられることは別です。
宿泊場所、乗船場所、買い出し先を事前に確認しておくと、遠征の負担を減らせます。
氷や釣った魚の発送も事前に確認する
釣り遠征では、行きの釣具だけでなく、釣った魚をどう持ち帰るかも考えておきたいところです。
大型の魚を釣った場合、帰りの交通機関に持ち込めるとは限りません。
天水では、車のない遠征客向けに氷の事前準備や、釣った魚の発送についても相談を受け付けています。
ただし、当日の急な対応が難しい場合もあります。
必要な方は、釣行前に相談しておきましょう。
5. 福江港周辺から沖磯へ向かうなら瀬渡し船「天水」
五島の沖磯で釣りをするなら、瀬渡し船を利用する方法があります。
私が運営している瀬渡し船「天水」は、福江港の近くから乗船できます。
福江港周辺に宿泊する方や、車を持たずに遠征してくる方にも利用しやすい立地です。
天水では、ロックショアでのヒラマサ・ヒラスズキ狙いをはじめ、フカセ釣り、石鯛釣り、クエ狙いの夜釣りなど、さまざまな沖磯釣行に対応しています。
福江島の沖磯は、同じ場所でも季節や潮、海況によって釣りの展開が大きく変わります。
釣行当日の風や波の状況を見ながら、安全に渡礁できるエリアを判断しています。
帰りの交通機関に合わせた釣行も相談可能
フェリーや飛行機を利用した遠征では、帰りの時間が決まっていることも多いと思います。
天水では、帰りの交通機関や希望する釣行スタイルを聞いたうえで、出船・回収時間を調整しています。
ただし、釣行エリアや海況、ほかのお客さんの予定などによって対応できる時間は変わります。
帰りの便が決まっている場合は、必ず予約時に相談してください。
料金や出船・回収時間は変更されることがあるため、この記事には固定していません。
最新の料金・運航案内・予約方法は、天水の公式ホームページをご確認ください。

6. フェリーを利用した瀬泊遠征プラン
五島の沖磯で長時間釣りを楽しみたい方には、瀬泊という釣行スタイルがあります。
瀬泊とは、瀬渡し船で沖磯へ渡り、そのまま一晩を過ごしながら釣りをする方法です。
夕まずめ、夜釣り、翌朝の朝まずめと、日帰り釣行とは違った時間帯を狙えるのが魅力です。
五島では、夜釣りでクエやタマンなどを狙う方もいます。
瀬泊の回収時間は希望する釣行スタイルに合わせて調整
天水の瀬泊では、お客さんの希望する釣行スタイルを聞いたうえで、回収時間を調整しています。
夜通し釣りを楽しみ、翌朝のフェリーで帰りたい方は、朝の回収を希望できます。
一方、翌日も日中まで釣りを続けたい方は、日帰り釣行のお客さんと同じ時間帯まで釣りを楽しむプランもあります。
つまり、瀬泊だから必ず翌朝に回収するというわけではありません。
帰りの交通機関や希望する釣行時間に合わせて計画できるのが特徴です。
ただし、実際の回収時間は渡礁場所や海況、運航状況などによって調整が必要です。
希望する時間に必ず回収できることを保証するものではありませんので、帰りの便が決まっている場合は予約時にご相談ください。
モデルプラン① 九州商船フェリーを利用する瀬泊
長崎港を起点にするなら、九州商船フェリーを利用した瀬泊プランがあります。
【1日目】
長崎港からフェリーで福江島へ。
到着後は食料や飲み物などを買い出し、釣行準備を整えます。
夕方から瀬渡し船で沖磯へ向かい、夕まずめから夜釣りを楽しみます。
【2日目】
夜釣りを続け、翌朝の朝まずめまで釣行。
帰りのフェリーに合わせて朝の回収を希望することもできます。
また、翌日の日中まで釣りたい場合は、釣行を継続するプランも検討できます。
どちらの場合も、利用するフェリーの運航時刻と瀬渡し船の回収時間を事前に確認しておきましょう。
モデルプラン② 夜行フェリー太古を利用する瀬泊
福岡方面からの遠征なら、夜行フェリー太古を利用したプランもおすすめです。
【1日目】
博多港から夜行フェリー太古に乗船。
船内で休みながら福江島へ向かいます。
【2日目】
朝、福江港に到着。
日中は買い出しや釣行準備を済ませ、夕方から瀬渡し船で沖磯へ向かいます。
夕まずめから夜釣りを楽しみます。
【3日目】
朝まずめまで釣りを楽しみ、帰りのフェリーに合わせて朝の回収を希望します。
回収後は釣具を片付け、帰りの太古で博多港へ向かいます。
このように、夜行フェリーと瀬泊を組み合わせれば、宿泊施設を利用せずに遠征を組める場合もあります。
ただし、復路の太古には出航時刻と乗船手続きの締切があります。
実際に接続できるかは、渡礁エリアや回収時間、海況によって変わるため、予約前に必ず確認してください。
瀬泊では安全装備と休憩の準備も忘れずに
瀬泊は釣りができる時間が長い反面、日帰りとは違った準備が必要です。
特に、夜間の照明、防寒対策、食料や飲み物、休憩場所の確保は大切です。
沖磯では夜間に足元が見えにくくなります。
また、海況が変化しても簡単に移動できるとは限りません。
無理な場所への移動や波打ち際への接近は避け、安全を優先してください。
なお、瀬泊には利用人数などの条件があるため、事前に瀬渡し船の案内を確認しましょう。
瀬渡しが初めての方は、装備や服装についてまとめた記事も参考にしてください。

7. 釣行スタイル別・おすすめのアクセス方法
ここまで紹介した交通手段を、釣行スタイル別に整理してみます。
| 釣行スタイル | 検討したい交通手段 | 理由 |
|---|---|---|
| 福岡方面からの瀬泊 | 夜行フェリー太古 | 夜の移動時間を活用できる |
| 釣具が多い遠征 | フェリー | 荷物の運搬を計画しやすい |
| 移動時間を短縮したい | 飛行機 | 福岡・長崎から直行便を利用できる |
| 荷物の少ない短期釣行 | ジェットフォイル | 移動時間を短縮できる |
| レンタカーなしの沖磯釣行 | 福江港周辺を拠点にする | 宿泊・買い出し・乗船場所をまとめやすい |
※どの交通機関にも手荷物の制限があります。釣具の持ち込み条件を確認してから予約してください。
どの方法が正解というより、出発地と荷物の量、釣行時間に合わせて選ぶことが大切です。
8. 遠征の予約前に確認しておきたいこと
福江島への釣行を計画する際は、次の点を確認しておきましょう。
- 往復の交通機関と運航日
- ロッドケースやクーラーボックスの持ち込み条件
- 福江港・五島つばき空港からの移動方法
- 宿泊場所と買い出し先
- 瀬渡し船の乗船場所
- 希望する出船・回収時間
- 荒天や欠航になった場合の予定
特に注意したいのが、帰りの交通機関です。
飛行機やフェリーの予約が取れていても、瀬渡し船の回収時間と合わなければ予定どおりに帰れないことがあります。
また、五島は海に囲まれた離島です。
天候によってフェリーや飛行機が欠航する場合もあります。
遠征の予定を詰め込みすぎず、移動時間に余裕を持たせておくと安心です。
運航時刻・運賃・手荷物条件については、必ず各交通機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。
9. 福江島へのアクセスが決まったら、次は釣行の準備
福江島へのアクセス方法が決まったら、次はどんな釣りをするか考えてみましょう。
五島では、季節や海況によって狙える魚や釣り方が変わります。
ヒラマサ、ヒラスズキ、根魚、クエなど、目的に合わせて釣行時期やタックルを考えることも大切です。
詳しい釣り場や釣り方については、以下の記事で紹介しています。



まとめ|自分の釣行スタイルに合った方法で五島遠征を楽しもう
福江島へのアクセスには、夜行フェリー、九州商船フェリー、ジェットフォイル、飛行機があります。
釣具が多い場合はフェリー、移動時間を優先する場合は飛行機など、自分の釣行スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
また、福江港周辺を拠点にすれば、車を使わずに沖磯釣行を計画することもできます。
瀬泊を利用する場合は、翌朝に帰るプランだけでなく、翌日の日中まで釣りを楽しむプランも検討できます。
帰りの交通機関や希望する回収時間を事前に相談し、無理のない日程を組んでみてください。
福江島の沖磯への瀬渡しについては、天水の公式ホームページでも紹介しています。