【五島ロックショア遠征】初めての瀬渡しで準備するもの|服装・道具・注意点まとめ
五島のロックショア遠征に初めて行く時、まず悩むのが
「何を持っていけばいいのか」
「どのくらいのタックルが必要なのか」
「磯で必要な装備は何なのか」
という部分ではないでしょうか。
五島はヒラマサ、ブリ、ヒラスズキ、根魚など、魅力的な魚が狙えるフィールドです。
ただし、そのぶん磯場が中心になります。
風、うねり、潮の向きによって釣りやすさも大きく変わりますし、足元の安全確認もかなり大事です。
釣れるかどうかは運の要素もあります。
ですが、準備を整えておくことで、チャンスが来た時にしっかり投げ続けられます。
魚を掛けた後も、慌てずに対応しやすくなります。
この記事では、初めて五島の瀬渡しでロックショアに挑戦する方向けに、タックル・ルアー・安全装備・服装・荷物の考え方をまとめていきます。
では早速本編に入ります!
五島ロックショア遠征は準備で釣りのしやすさが変わる
ロックショアは、魚を釣る以前に「その日、磯で安全に釣りを続けられるか」が大事です。
特に五島のような離島遠征では、忘れ物をしてもすぐに買い足せないことがあります。
リーダーを忘れた。
スプリットリングが足りない。
グローブが濡れて替えがない。
ヘッドライトの電池が切れた。
こういう小さなトラブルが、思った以上に釣りの集中力を削ります。
ロックショアは1日中投げ続ける釣りです。
少しの不安やストレスが積み重なると、キャスト回数も減ります。
そして、潮が変わったタイミングで集中できないこともあります。
準備というと、どうしてもロッドやリールに目が行きます。
もちろんタックルは大事です。
ただ、それと同じくらい大事なのが、安全装備、予備パーツ、服装、荷物のまとめ方です。
五島の磯は夢があります。
ただ、その夢に近づくためには、まず安全に釣りをする準備が必要です。
初めての瀬渡しでまず準備したい基本装備

五島の瀬渡しで最低限準備したいものは、ざっくり分けると次の通りです。
- ロックショア用タックル
- トップウォータープラグ
- メタルジグ
- フック・スプリットリングなどの交換パーツ
- ライフジャケット
- 磯靴
- グローブ
- プライヤー
- フィッシュグリップ
- ヘッドライト
- 飲み物・食べ物
- 雨具・防寒具
- 防水バッグ
この中でも、特に優先したいのは安全装備です。
ロッドやリールはもちろん大事ですが、磯ではまず自分の身を守る装備がないと釣りになりません。
波が低く見えても、たまに大きなうねりが入ることがあります。
足元が乾いているように見えても、海藻や濡れた岩で滑ることもあります。
「今日は大丈夫そう」ではなく、毎回危ない前提で準備しておく方がいいです。
これは大げさではなく、ロックショアではかなり大事な考え方だと思います。
ロックショア用タックルの基準
五島のロックショアでヒラマサを狙うなら、タックルは キャスティング用 と ジギング用 で分けて準備します。
トップウォータープラグを投げるならキャスティング用。
メタルジグで中層〜ボトムを探るならジギング用です。
それぞれ必要なロッド・リール・ラインが変わります。
キャスティング用タックル
キャスティング用は、トップウォータープラグを遠投してヒラマサを狙うためのタックルです。
リールは 14000番クラス を基準にします。
ラインキャパ、ドラグ性能、巻き上げ力のバランスを考えると、五島のヒラマサ狙いではこのクラスが扱いやすいです。
ロッドは使用するトップウォータープラグのサイズに合わせて選びます。
130〜140mm前後のプラグを中心に使うなら、穂先が硬すぎず、軽快に振り抜けるロッド。
160〜190mm前後のプラグを中心に使うなら、ルアーウェイトをしっかり背負えるロッド。
このあたりを基準に考えると分かりやすいです。
五島のヒラマサは、足元近くでバイトしてくることも多々あります。
魚が掛かった後、根に向かって走られる場面もあります。
その時にリールの剛性やドラグ性能が高くないと対処が遅れ、かなり苦しくなります。
軽さだけで選ぶより、掛けた魚を獲るための余力を重視したいところです。
ジギング用タックル
ジギング用は、メタルジグで中層〜ボトムを探るためのタックルです。
トップに反応が出ない時。
ベイトが沈んでいる時。
こういう場面では、メタルジグの出番が増えます。
五島のロックショアでは、80〜120g前後のジグを中心に準備しておくと使いやすいです。
潮や水深、風の強さによっては、さらに重いジグが必要になることもあります。
ジギング用のリールは、剛性と巻き上げ力を重視し、5000〜10000番あたりを準備することを推奨しています。
ジグを遠投して深いレンジで魚を掛けると、ライン角度や根の位置によっては一気に不利になります。
その状態で魚に走られると、主導権を取り返すのがかなり大変です。
ジギングだから軽めでいい、というよりも、ヒラマサが掛かる前提で準備しておく方が安心です。
ライン・リーダーは釣り方とルアーサイズで選ぶ
ヒラマサ狙いでのPEライン号数は、魚のサイズだけで決めるものではありません。
特にキャスティングでは、投げるトップウォータープラグのサイズ に合わせてPE号数を選ぶ必要があります。
小型プラグを軽快に扱うならPE4号〜5号。
160〜190mm前後のプラグを中心に投げるならPE6号前後。
大型プラグや重たいプラグをしっかり振るならPE8号も使います。
細いPEの方が飛距離は出しやすいです。
ただ、大きいプラグを投げるには強度面で不安が出ることがあります。
逆に太すぎるPEは、小さいプラグの飛距離や操作感が落ちやすいです。
そのため、キャスティングのライン選びは ルアーサイズ・ロッドパワー・飛距離・強度 のバランスで考えるのが基本です。
ジギングでは PE3号〜5号 を基準にします。
ジグの操作感、潮の受け方、根周りでのファイトを考えると、このあたりが使いやすいです。
リーダーは、使用するPE号数とルアーサイズ、磯の根の荒さに合わせて選びます。
五島の磯では、掛けてから根に走られる場面もあります。
細すぎるリーダーはおすすめしません。
デカい魚が掛かった時に、最後に頼るのはラインシステムです。
ルアー、ロッド、リールが良くても、ラインシステムが弱いと獲れる魚を逃してしまいます。
ここは少し余裕を持たせて準備しておきたいところです。
トップウォータープラグは130〜190mm前後を準備する
五島ロックショアでヒラマサを狙うなら、トップウォータープラグは 130〜190mm前後 を準備しておきたいです。
その中でも、五島列島・福江島の沖磯周辺では、年中メインベイトがキビナゴになることが多いです。
そのため、まず基準として持っておきたいのは 160mm前後のトップウォータープラグ です。
160mm前後は、キビナゴベイトにも合わせやすく、飛距離・操作感・アピール力のバランスも取りやすいサイズです。
初めて五島に来る方でも、このサイズがあると釣りを組み立てやすいと思います。
そこから状況に合わせて、サイズを上下させます。
130〜140mm前後 は、ベイトが小さい時や、魚がルアーを見切るような時に使いやすいサイズです。
190mm前後 は、マズメ時や波気がある時、広く探りたい時、大きめのシルエットで魚に見せたい時に使うと効果的です。
最初から大量に持っていく必要はありません。
ただ、160mm前後を基準に、130〜140mm前後と190mm前後も少し準備しておく と、現場で対応しやすくなります。
朝マズメや潮が効いたタイミングでは、まずトップで広く探る。
反応がなければサイズを変える。
それでも出なければメタルジグで探ってみる。
こういう流れで組み立てると、青物だけでなく、回遊魚や根魚をキャッチできる可能性をあげていくことができます。
ルアーは多さよりも役割です。
「このルアーは何のために持っていくのか」
そこを考えて準備しておくと、磯の上で迷いにくくなります。
フック・スプリットリングは強度重視で準備する
ヒラマサ狙いでは、フックとスプリットリングの強度がかなり大事です。
五島のロックショアで特に注意したいのは、フックを曲げられないこと です。
五島福江島周辺には青物以外にも多くのビッグフィッシュがいます。
クエ
スジアラ
タマン
アカハタ
50cmオーバーのキジハタやオオモンハタ
80cmオーバーのヒラスズキ
これらの魚は掛かった瞬間から強烈に走ります。
磯際や根周りで掛けると、こちらも強い負荷を掛けて止める必要があります。
その時にフックが細すぎたり、スプリットリングの強度が足りなかったりすると、伸ばされたり、折られたりすることがあります。
実際に、強度が足りていないフックやリングを使って、メモリアルフィッシュを目の前でバラしてしまう人を何度も見てきました。
これは本当にもったいないです。
ルアーに出た。
掛かった。
でもファイト中にフックが伸びた、リングが開いた。
この悔しさは、できれば経験してほしくありません。
だから、ここは妥協しない方がいいです。
ヒラマサ狙いでは、太軸のフックを基準に考えたいところです。
ルアーサイズに合った太軸フック。
強度のあるスプリットリング。
多少無理なファイトでも破綻しにくいセッティング。
このあたりを事前に準備しておくと安心です。
スプリットリングも見た目以上に重要なパーツです。
小さいリングや強度の低いリングを使うと、魚の強烈な引きで伸ばされることがあります。
ルアー本体だけでなく、フックとリングまで含めて「ビッグフィッシュ用」として準備しておく方がいいです。
高いルアーを買うより先に、フックとリングの強度を見直す。
これくらい大事な部分だと思います。
私が五島の釣りで常用しているスプリットリングが「スプリットリングEX R-11」
強くて開きにくく、軸も太すぎないのでとても使いやすくオススメです!
磯で必要な安全装備

五島ロックショアで絶対に軽く見てはいけないのが安全装備です。
最低限、次のものは必ず準備したいです。
- ライフジャケット
- 磯靴
- グローブ
- ヘッドライト
- 予備ライト
- プライヤー
- フィッシュグリップ
- 防水スマホケース
- 飲み物
- 雨具・防寒具
ライフジャケットは必須です。
そして、磯靴も必須 です。
ここは「あると安心」ではありません。
磯靴を履いていない場合、安全面を考えて渡礁できないことがあります。
五島の磯は、足場が良く見えても濡れた岩や海藻で滑る場所があります。
波がないように見える日でも、足元が滑ればそれだけで大きな事故につながります。
スパイク付きの磯靴を準備しておくこと。
これは磯で釣りをする上での最低条件だと思ってください。
どの磯に上がるかは、当日の海況、風、うねりを見て船長が判断します。
まずはスパイク付きの磯靴をしっかり準備しておくことが大切です。
五島の沖磯で使用者を多く見かけるスパイクシューズが「mazume スパイクシューズ」
タングステンピン採用で耐久性と高いグリップ力が五島の強者アングラーに高く評価されています。
グローブも準備しておきたい装備です。
転んだ時に手をついたり、リーダーを締め込んだり、魚を扱ったりする場面で手を守ってくれます。
ヘッドライトも必須です。
瀬渡しでは、暗い時間に準備することがあります。
手元が見えない状態でフック交換をするのは危ないですし、移動中に足元が見えないのも怖いです。
できれば予備ライトも持っておくと安心です。
安全装備は釣果に直接関係ないように見えます。
でも、安全に立てるからキャストできます。
安全に移動できるから、潮の変化に合わせて立ち位置を変えられます。
結果的に、釣果にもつながる部分だと思います。
瀬渡しでは釣具リレーを率先して行う
瀬渡しを利用する時は、道具の上げ下ろしをできるだけ手伝うようにしましょう。
いわゆる 釣具リレー です。
瀬や岸壁に乗る時、降りる時は、瀬渡しの中でも特に危ないタイミングです。
船は波やうねりで動きます。
一見穏やかに見える日でも、船が上下したり、横に流れたりすることがあります。
その中で、重い荷物を持ったまま乗り降りしようとすると、バランスを崩しやすくなります。
ロッドケース
バッカン
クーラー
ルアーバッグ
どれも、ひとりで無理に持つより、周りで受け渡しながら動かした方が安全です。
これは義務というより、瀬渡しを利用する時の暗黙のルールのようなものだと思います。
自分の荷物だけでなく、近くの人の荷物も受け取る。
瀬に降りた人の道具を船上から渡す。
帰りは瀬の上から船へ道具を渡す。
こうやってお互いに手伝うことで、みんなが安全に乗り降りしやすくなります。
そして、釣具リレーをしていると自然と会話も生まれます。
「一日頑張ってください!」
「ここの瀬は、潮がこの向きで流れますよ」
「今日はどんな感じでしたか?」
こういうちょっとした会話から、貴重な情報をもらえることもあります。
初めての瀬渡しだと、どう動けばいいか分からず遠慮してしまう方もいると思います。
でも、近くで荷物を受け取ったり、渡したりするだけでも十分です。
安全のためにも、雰囲気づくりのためにも、釣具リレーは率先して行うのがおすすめです。
瀬渡しは、ひとりで磯に上がるように見えて、実際は船長や周りの釣り人と一緒に安全を作る釣りです。
こういう小さな助け合いが、気持ちのいい釣行につながると思います。
服装と足元の準備

服装は季節によって変わりますが、基本は「濡れる・風を受ける・動く」を前提に考えます。
春や秋でも、朝は冷えます。
風が吹くと体感温度は一気に下がります。
夏でも、日差し・汗・急な雨への対策が必要です。
おすすめは、レイヤリングで調整できる服装です。
中に吸汗速乾のインナー。
その上に動きやすいウェア。
風や雨を防ぐアウター。
この形にしておくと、気温変化に対応しやすいです。
冬場は防寒をしっかりしたいですが、着込みすぎると動きにくくなります。
磯では足を上げたり、しゃがんだり、荷物を背負って移動したりします。
暖かさと動きやすさのバランスが大事です。
足元は、先ほども書いた通り磯靴が必須です。
加えて、靴下も意外と大切です。
長時間立ちっぱなしになるので、薄すぎる靴下だと足が痛くなることがあります。
濡れた時の替えもあると安心です。
荷物は増やしすぎない方が動きやすい
初めての五島遠征では、不安で荷物が増えがちです。
ですが、磯の上では荷物が多いほど動きにくくなります。
特にロックショアでは、立ち位置を変えることがあります。
潮の当たり方。
サラシの出方。
風向き。
ベイトの位置。
こういった変化に合わせて少し移動したい時、荷物が多すぎると動くのが億劫になります。
結果として、同じ場所で投げ続けてしまう。
これが釣果を遠ざけることもあります。
持っていくものは多すぎず、でも必要なものは削らない。
このバランスが大事です。
私の感覚では、磯に持ち込むものは「すぐ使うもの」と「予備」で分けて考えると整理しやすいです。
よく使うルアー、プライヤー、リーダー、飲み物は取り出しやすい場所。
予備ルアーや食料、防寒着はバッグの中。
こうしておくと、釣りのテンポが落ちにくいです。
船長目線で見る「準備できている人」の共通点
準備できている人は、高級な道具が揃っているという意味ではありません。
現場で迷わないように整理されている人です。
たとえば、即座にリーダーが組める。
フック交換ができる。
スプリットリングやフックの強度が合っている。
風が強い時に投げるルアーが決まっている。
濡れても寒くならない服装をしている。
磯靴をきちんと履いている。
足元を見て無理に前へ出ない。
こういう準備ができている人は、磯の上で落ち着いています。
逆に、ルアーはたくさんあるけどフックやリングが弱い。
ラインシステムが細すぎる。
プライヤーが使いにくい。
磯靴を履いていない。
荷物が多すぎて移動できない。
こうなると、せっかくの遠征でも釣りに集中しにくくなります。
五島のロックショアは夢があります。
ですが、夢だけで立つ場所ではありません。
安全に釣りをする準備。
チャンスが来た時に投げ続けられる準備。
魚を掛けた後に慌てない準備。
この3つが整っていると、遠征の満足度はかなり変わると思います。
おわりに
初めての五島ロックショア遠征は、楽しみな反面、不安も多いと思います。
タックルはこれで足りるのか。
ルアーは何を持っていけばいいのか。
磯で危なくないのか。
忘れ物はないか。
考え出すとキリがありません。
ですが、準備の軸はシンプルです。
安全に釣りができること。
1日投げ続けられること。
魚を掛けた時に対応できること。
この3つを基準に準備していけば、大きく外すことは少ないと思います。
五島の海は、タイミングが合えば本当に夢があります。
ただ、その夢に近づくには、無理をしないことも大事です。
波が高い日。
足元が危ない日。
体力的にきつい日。
そういう時に一歩引ける判断も、ロックショアでは大切な技術だと思います。
初めての遠征ほど、準備は少し丁寧に。
その準備が、次の一投を落ち着いて投げる力になります。
五島での瀬渡しをご検討の方へ

五島での瀬渡し船をご検討の方は、福江港から一番近い場所にある、瀬渡し船「天水」の案内ページもご確認ください。
料金・出船時間・釣果などの最新情報は、ホームページまたはInstagramで更新しています。
ロックショア遠征、瀬渡し、遊漁船での釣行を検討されている方は、事前に最新情報を確認したうえでご相談いただければと思います。
安全第一で、五島の海を楽しんでいきましょう。
