尺メバルを狙って獲る!大メバルばかり釣れる方法&タックルセッティング解説
私も、1年中 グレや青物まみれではありません。
季節ごとに 旬の魚を 追っています。
今回は、少し目先を変え 実釣をかねた 私のメバルゲーム、と お気に入りのアイテム などを、ご紹介させて頂きたいと思います。
尺メバルを狙って獲る!大メバルばかり釣れる方法
狙うは大型のメバルのみ!
私が狙っているのは、メバルと言っても 目のクリクリッとした 可愛いメバルではなく、
魚体全体がゴツゴツしていて 背中が盛り上がり 目つきの悪い 悪人ヅラの、大メバル
です。
この頃は 「尺メバル」という言葉を よく耳にしますが、私が通うエリアでは
漁で獲れた魚の中に、尺どころか 40㎝近いメバルが 水揚げされているのをよく見ました。
それは 今まで思い浮かべていたようなメバルではなく、 姿、形も 全く違う 別種の魚のように見えたことを覚えています。
そのメバルを見れば、正式な記録として認定されていないだけで
おそらく、50cm近いメバル いや、超える固体 も生息していると 思わされます。
私が この魚を釣りたいと ハマってしまったのは いうまでもありません。
その時から 毎年2月~5月にかけて、 他の釣行の合間を縫って
「丹後の地磯」へ足しげく通っています。
尺メバルを狙って釣る。メバリングに適した場所とは?
大メバルは外洋に面したエリアで狙え!
私がエントリーする地磯は、水深が3~4mあれば十分で 大小のシモリが無数に点在し、
沖向きは 外洋に面したエリアです。
小魚であるベイトを追って 浅瀬に サシて来てるので、狙うポイントは 思いのほか近いのです。
そして 警戒心が薄れるので、ほどよく波気があるほうがよく 底ウネリが入らなければ、
ちょい荒れが ベストです。(このエリアで多少の波気なんて ほぼ皆無ですけど)
尺メバルを狙って釣る。適した時間とは?
大メバルは潮の効いた時間にポイントをタイトに狙え!
いつものタイムテーブルは、お昼前にエントリーし、夕マズメ がゴールデンタイムです。
そして 日が落ちて 20時くらいまで がんばる、ねばる、(未練たらしく・・・笑)。
という感じです。
大型のメバルは 青物のようにフィッシュイーターなので、潮しだいで ガンガン 食ってきます。
そのかわりに、沈み根や シモリ周りを かなりタイトに攻める必要があります。
そいうことも マズメに向けての準備になり、明るい時間帯に シモリの位置や、
トレースするコースを確認しておきます。(場合によっては図解入りでメモります)
尺メバルを狙って釣る。タックルセッティング
普通のメバリングタックルではダメ!
ロングロッドで強めのタックルが正解!
大メバルを狙う時の 私のスタイルは、プラッギングが中心です。
そして、プラグにまったく反応がなければ スイミング系のワームに変更する というパターンです。
ここで使用するタックルは、大メバルに対応できる 強めのものをチョイスします。
ロッドは、地磯ということもあり 8フィート前後の少し長めのものを使用しています。
本当は 短いレングスのほうが 取り回しが良く 好ましいのですが
ハエ根をかわすことや、ターゲットが35㎝オーバーでも 不安なく獲れるよう 考慮しての選択です。
ロングロッドは フカセ釣りで使い慣れているので、長いリーチで タメが効くロッドであれば 獲れる自信があります。(はずみで大口をタタいてしまいました・・・笑。)
タックル以外は、私の お気に入りブランドで [マグバイト]の製品を使用しています。
マグバイトは、ハードルアー、ワーム、JH などをはじめ その他のツールにも、
使用感や効率化など 満足できる メバル専用に 工夫された製品が充実しています。
京都・丹後(タンゴ) で メバル乱舞(ダンス)
メバリング釣行記(3月中旬 丹後の地磯にて)
この日も お昼前からエントリーして、シモリ周りをタイトに攻めていきます。
波気が結構あり、北西からの風も回り込んでくるので プラグは [グレイシーSS]をチョイス。
実は この[グレイシー]が大のお気に入りなのです。
このプラグを使うようになって、魚の反応や 釣果が、劇的に変化しました。
キャスト後 すぐにラインメンディングをして リトリーブを開始。
リップにかかる抵抗を感じながら 1mほど潜らせます。
そこでストップ、この時ルアーはブレーキをかけたように止まり、1~2秒ステイします
そこから(SS・スローシンキングなので)秒速1㎝くらいの超スローで そのままの体制を保ちながら沈んでいきます。
(逆に SF・スローフローティングは、リトリーブで潜らせて ピタッとステイ。そこか ら 秒速1㎝くらいの超スローで スローモーションのように浮上していきます。 この 今までにない アクションが かなり威力を発揮します。)
シモリの頭の深さあたりまで沈んだら 真横にくるようにスローリトリーブで誘導し、ステイを入れてから シモリ際を 添わせるようにフォールさせていきます。
すると シモリ奥のシェードから 食いあげる形で丸のみバイト、青物に負けず劣らずの食いっぷりです。
かけたらすぐに 根から引き離します、小さくても油断したら 一瞬で根に持っていかれるので 注意が必要です。
根をかわしながら 寄せてきたところを、ためらわず 一気に抜き上げます。
ファーストヒットは 28.5㎝の黒メバル。 体高もなかなかあり、筋肉質で コンディションの良いメバルです。
おとなしく フローティングスカリに入って頂きます。
このスカリも機能的で フタがフロート素材になっているので、海中でもまれて 魚が傷つくこともありません。
このあと15時くらいまでは、同じような感じで攻めて
同サイズのメバルを 3匹 追加しました。
ゴールデンタイムまで あと1時間半ほどなので、まだチェックできてないポイントを アップテンポで探ろうと、スイミング系の[スナッチバイト・シャッド]を、
[バサロ]トレーラーにセットして リズムよく探っていきます。
このシャッドは、2重構造になっていて 外側はクリアで 内側は内蔵っぽいカラーの肝が入っていて まさにベイトそのもの。
泳ぎも秀逸で シャッドテールから生まれる 超微波動は、魚の本能に直接響くような効果をもたらすと、感じ取れます。
その後は、その日によって 当たりのパターンがあるかもしれないので、
ジグヘッドとワームの組み合わせも 一通り試します。
このジグヘッドのフックについても、メバル専用では珍しく 超太軸ワイヤー仕様がラインナップされており、心強いです。
このように探り歩く時には、スカリからも離れてしまうので[アクアライブバケツ]を、
フィッシュキーパーとして持ち歩いています。
これも機能的で、両サイドにロッドスタンド、側面にポンプやF・グリップを設置できるようになっていて、
1番のポイントは 側面半分が 透明になっており 内側にメジャーが刻まれているので、
魚をバケツに入れたまま 外から覗いただけで 体長を測れるというところで、総合的な面で気に入っています。
デイメバリングの釣果
夕マズメ前に 大体のポイントは探り終えました。 ここまでに2匹 追加で計6匹。
その中に 30㎝を何ミリか超える魚体が 1匹入っていました。
少し休憩をはさんで準備をします、リーダーは 2.25号に張り替え、ルアーは[グレイシーSF]にチェンジします。
夕マズメのゴールデンタイムにメバリング
いよいよゴールデンタイムの始まりです。
明るいうちに確認し、厳選したコースは 3本です。
この3本しか トレースしません。
今日は 日本海にしては 潮もよく効いているし、ベイトも多く入っているので 期待が 持てます。
まず 1本目は ゆっくり丁寧に トレースしましたが、はずれです。
本命のコースだったので 残念です。 また後で トレースしなおします。
2本目にキャスト、ルアーが着水した後 リールのベールを返すと同時に「ゴォポォッ」というライズ音とともにヒット、 真下へ 一気に突っこんでいく トルクのある引きに、
すぐに 大型のメバルだと、確信しました。
久しぶりの 強烈な手ごたえです。
いつも やり取りの最中に、「これは メバルじゃないかも」と思わされてしまいます。
やり取りは、タックルを信じて真っ向勝負。
タモ入れは あらかじめ 自分で決めておいた場所で、強引だろうが 何だろうが 無理やりでも そこまで持って行ってランディングします。
やり取りする足場に迷ったり、ランディングする場所を探したりした瞬間に、針外れや、
根に入られたりと バラした事が何度かあったからです。
なので 最初から 想定した位置を決めて置き、必ずその場所で やり取りやランディングを するようにしています。
そうして タモにおさまったのは、31.8㎝の 大メバルです。
すぐに 3本目へキャスト、マズメのラッシュは 時間勝負なので、手返しの速さも要求されます。
条件次第では、30㎝を超えていようが 抜けそうなら、ためらいなく抜きます。
着水して、そのまま表層でステイさせていると、また 「ゴポォッ」とライズ音とともに強烈なツッコミをみせます。
即アワセを入れてやると、先ほどより浅いレンジでの やり取りができ、ゴリマキで滑らせるように寄せてこれたので、これは いけると判断して、
その流れで 一気に 抜き上げました。
このメバルは 先ほどより少しちいさく、30.7㎝です。
夕マズメ・尺メバル完全攻略
今日は、表層に良い反応が出るので 沈んでいる魚も 表層へサソイ上げるように 攻めてみようと、1本目に戻ります。
さっきは出なかったので、今度は 着水後すぐにリトリーブして 海面から70~80㎝くらい 潜らせます。
そしてストップ、ステイ、超スローで浮上させます。
ルアーが海面に出る寸前、 今日イチ 横っ飛びで海面を割る快心のアタリ!
斜め下から食いあげてきたのか、ロッドが真横に 持っていかれました。
のけぞるように 3回ほど 追いアワセを入れます。
メバルも このサイズになると、口周りも硬いので しっかりフッキングして 貫通させないと、高確率でバラシます。(何度もこれでバラシています・・・(泣)。)
それにしても この引きは強烈で、タメるにしても 目いっぱいのギリギリです。
あのバイトといい、やっぱりヒラスズキの子かなあと 真剣に思いました。
そこからは 慎重に、頭を振らないように ロッドを寝かせながら 寄せてきました。
タモ入れ寸前まで 浮かんでこなかったので、この時点で完全に ヒラッ子と思って、丁寧にタモに納めました。
すぐに 魚を確認すると、いい意味で予想がはずれ 凄みのある悪人顔で、体高がヤバイ!
ゴリゴリの大メバルです。
「よっしゃー!」と恥ずかしながら 一人で 叫んでしまいました。
計測すると 32.8㎝。 自己記録 更新です。
今までの記録は 32.2㎝ だったので、6ミリの更新です。(パチパチパチパチ…。)
たった 6ミリなのですが、メバルの30㎝を超えてからの 6ミリは、私にとっては高い
ハードルで かれこれもう 6, 7年は、更新されていなかったのです。
私にしてみれば、出来過ぎです。 (もう、明日から 何にも釣れないかも・・・(笑)。
このあと、15分ほど続けましたが もう どうでもよくなって(笑)、19時には 納竿としました。
3月メバリング釣果
今日の 神釣果は メバル 27.3㎝~32.8㎝ を 計9匹。
そのうち 30㎝オーバーは 30.2㎝、30.7㎝、31.8㎝、32.8㎝ の 計4匹です。
私的には 一生に一度きりの釣果だと思っています。
やはり、大型 を狙うだけあって はずれ(ボウズ)の日がほとんどです。
このサイズともなると、行動パターンも青物のように回遊性であり、いくつもの条件が重ならないと 巡り合えないと思います。
しかし、それは私に限ってのことで この丹後エリアに精通していて 経験も豊富で
腕の良いアングラーの方であれば、専門に狙うと これくらいが、アベレージサイズだと思います。
まとめ
丹後エリアは 日本でも 有数の漁場であり、ずば抜けたポテンシャルを秘めた フィールドです。
沖磯に上れば 大メバルといえど 脇役にすぎず、
夕マズメが近づくと 35㎝オーバー、40㎝オーバーの 巨メバルが、磯周りで いっせいに ライズし始める。
という話も 何度も耳にしました。
私も いつか 40㎝を超える巨メバルを 釣ってみたいものですねぇ。
どんな 凶悪な顔をしているのか 見てみたいものです。
皆様も 同じメバルはメバルでも、ロックショアから 顔つきの悪い 大メバルを狙ってみては いかがでしょうか。
本当に、同じメバルとは思えませんよォ 是非一度、 見比べてみてください。
では、 また。
尺メバルを狙って釣るためのタックルセッティング紹介
【HIDE”S TACKLE】ロッド (通常)
ヤマガブランクス ブルーカレント 77 TZ/NANO stream special
(ハエ根がキツイ時)
ゼナック Astra S83
リール
ステラ 2500 SHG
PEライン
サンライン シグロンPE×8 0.4号
リーダー
サンライン トルネード ブラックストリーム 1.75~2.25号
ルアー・プラグ『マグバイト製品』
グレイシー(SF)
グレイシー(SS)
バロンドール(SP)
ワーム
ブーティーシェイク 2/2.5inch (カラー) グローラメ
ブーティーブースト 3inch (カラー) クリアラメ
ジグヘッド
アッパーカットJH 剛 0.8ℊ~2.5ℊ
スイミングシャッド
スナッチバイト シャッド 3inch
トレーラー
バサロ 7ℊ~14ℊ
ツール
アクアライブバケツ
フローティングスカリ
筆者プロフィール
HIDE’s article