あなたも技術や多数のジグに囚われてませんか?私が投げるは【〇〇ジグ】のみ
まず初めに、これから記する文は、私がこのジグを使用するまでにいたった経緯を述べた 感想文のようになってしまったことを お許しください。
それと、皆様もご存知のジグの代名詞ともいえる代物なので、
細かな解説などは不要のはず (説明する所も少ないし ただの鉛のかたまりだと思ってます、、笑)
なので あらかじめお詫びいたします。
では、 ショアジギングといいつつも、私はジグが苦手です。
というより 好きじゃない、 いや 嫌いです、、、(笑)。
その理由は、金属のかたまりで 面積も小さく、
バイトレンジを通過する時間もわずかで、
一投ごとのインターバルが短いために
じっくりと探ったり 誘いをかけることが出来ないからです。
それに、手返しの数勝負のような釣りは、得意ではありません。
どちらかと言えば、プラグを投げている時間の方が長いように思います。
しかし、基本となるのは 広範囲を探れて 情報を速く入手できるジグです。
ジグで得た情報を軸として 釣りを組み立てていきます。
ショアジギングを始めた頃は、どんなジグが良いのか分からず
いろんなジグを 試して見ました。
やはり、そのような釣りでは釣果も上がらず、
また、基準にするものがないため、
ただ ジグを投げて 巻いて 交換しての、繰り返しでした。
ジャークのパターンや
アクションのリズムもバラバラで、
一番大事な 潮流の変化を感じとる事も忘れ、
しばらくの間 情けないショアジギングを続けていました。
あるとき、 この日も 情けないショアジギング (もちろんボウズ,,笑) を終えての帰り道、
漁港を通り抜けて 駐車場に向かう途中で、 いつも 磯渡しでお世話になっている 船長の息子さん (息子といっても40過ぎで おやじさんと一緒に 二隻で渡船をしている) が、
片手にロッド もう片方の手にビニール袋を持って、向こうから歩いてきました。
「いつもお世話になってます~。」と 挨拶をして、
「今から釣りですか・・?」と 尋ねると、
10日程前から 漁港裏の地磯で 型の良いヒラマサ が あがっているらしく、
夕マヅメは 仕事終わりに (船のデッキ掃除もしないで)、毎日 通っているそうです。
その時、 持っておられたビニール袋 (コンビニの袋...笑) から
目がはなれず、お願いして見せてもらいました。
その中には、ジグが 2個 入っていました。
いや、2個 しか入ってませんでした。
しかも、 同じ種類の 同じピンクカラーで 重さちがいのものです。
ロッドに セットされているジグも ピンクで、
思わず「えっ これだけですか?」と尋ねると、
「うん、これだけ。」と 即答されました。
少しお話を 聞いてみると、この一週間ほどは、
今セットしている 125gのジグをつけっぱなしで、
小型もいれると、2ケタ以上の ヒラマサを 獲っているそうです。
「これ 一つで 何でも釣れるんよお。」と、 言っておられました...(泣)。
自分は、朝の暗いうちから 夕方まで
ひたすら投げ倒して ボウズだとは言えず、
そこには ふれられないように、「頑張ってくださいね。」と、
笑顔で有無を言わさず お見送り...(汗)。
車に戻り シートにもたれた瞬間、どっと疲れが出て
惨めさがこみあげてくるのを感じ、目を閉じました。
「今まで いろいろ 振り回されたなあ」
「自分の思うような釣りが 出来なかったなあ」
「息子さんが使っていたのは 「撃投ジグ」 だったなあ」
と、思い返し、一から 考え直すことにしました。
その結果、 【撃投ジグ】 に的を絞りました。
今では、ほぼ 全てのアングラーが知っている 【撃投ジグ】
並はずれた 耐久性はもとより、操作性 (飛距離,アクション,感度の高さ)
カラーのコーティング力
など、 ショアジギングのために 存在する ジグです。
現在に至っては、バリエーションも多くなり、
撃投ジグ(ノーマル) を基に、
- ハイパー
- エアロ
- レベル
- TGエッジ
- ウルトラスロー
- ストライク
など、それぞれに 異なる特徴を持ったジグとして ラインナップされています。
私が その中で使用しているのは、
【撃投ジグ(ノーマル)】と【撃投ジグ(ストライク)】
の、 2種類のみです。
「撃投ジグ・ストライク」は、
基本的にノーマルを 細身にした ロングタイプという感じで、
重量バランスは ほぼ変わらず、使用した感じでは、フォールスピードが少し速く、
スライド幅が 大きくなったように感じる程度で、ジグの動き自体は それほど変わらないと思いました。
冷静になって考えれば 簡単なことで、 多くのアングラーの方も 実践されていると思いますが、
同じ系統の 型や、動きのジグを使用していれば、基準となるものが定まり、
潮流の 状態や変化が、手にとるように 感じ取れます。
いろんなジグを使ってみた結果、 一番 素直に 潮がよめる【撃投ジグ】に決めました。
あとは、重さや カラーローテーションで ある程度は 対応できるはずです。
今思えば、こんな事も 見えていなかったとは よほどこの釣りに 熱くなっていたんだなと 思いました。
ちなみに カラーは、セオリー通りの
- ブルピン
- ピンクグロー
- ピンクレディー
に、簡素化して 迷わないように 選択肢を減らす。
それと同様に、ジャークパターンも常に同じです。
まず 底どりは必ずして、
底から 10シャクリくらいまでは ワンピッチ ミドルジャークで、 スライド幅の大きい 見せる動きでを意識します。
そこから中層までを、
ワンピッチ ショートジャークで、 スライド幅を短めにおさえてリズムよく、 クワセの間を作りながら 誘っていきます。
それで アタらなければ、 もう一度 底どりをして 繰り返します。
私は、 底どりの時しか ジグをフォールさせないです。
その訳は、 個人的な経験からくるものなので 正解だとは 全く思っていませんが、
述べさせて頂きますと、
私が 三大青物の中で狙うのは、
『ヒラマサ』『カンパチ』です。
ブリさん ごめんなさい・・・(笑)。
(今、ブリさんにお暇をだしたのは、ブリさんとヒラマサが一緒にいると、ブリさんは逃げてしまい、ヒラマサが先に食ってくるからです。)
戻します…(汗)。
これまで、数えきれないほど…(噓)の青物をカケてきて、
ヒラマサを フォールでカケたのは、一割にも満たないです。
ましてや カンパチ にいたっては、 一度も フォールでカケたことがありません。
ブリは、フォールでも 何でも 食ってくるので、狙いのお二方 が、スルーしたなら
ブリさんが 食ってもいいよ、 みたいなかんじかな(またまたブリさんごめんなさい)。
以前のように、 ジグローテーションや ジャークパターンに 気をとられ、
技術的なことにばかり 目を向けていた頃より、それらの負担を減らして、
その時々の海の状況や潮の流れをよみ、 魚にアプローチする
本来の釣りにもどってからは、安定した釣果が、出せるようになったと思います。
長い間 同じものを使い続けていると、
潮流の変化などは 手に取るようにわかり、
自分の動かしたいようにジグを操ることが出来るようになると思います。
【撃投ジグ】は、 その期待に値する ジグだと 私は思います。
筆者プロフィール
HIDE’s article