【インプレ】オシア別注平政 220Fフラッシュブースト(シマノ)比較検証
どうも、ヒラマサキャスティングを趣味でやっている、漁師morioです。
長年にわたり、青物キャスティングゲームにおいて人気を得ているシマノ社の「別注平政シリーズ」
特に別注平政の220mmサイズは玄界灘で多くの釣果を叩き出し、不動の人気を得ていますよね。
そんな別注平政220mmサイズに2021年冬、フラッシュブーストを搭載したモデルが発売となりました!
今回は、発売後、品薄状態が続く要注目なルアー「オシア別注平政220F フラッシュブースト」のレビュー記事を書いていきたいと思います。
この記事では、別注平政220Fの比較画像や製品特長の紹介はもちろん、別注平政220Fの使い方を紹介していきます。
あなたの心に残る青物キャッチの一助となれば幸いです。
それではいってみましょう。
オシア別注平政220F フラッシュブースト インプレ
商品パッケージ
別注平政220F フラッシュブーストの特長
後方重心設計のファインチューン
従来の別注平政220Fとは、ウェイトの設計バランスが変わっており、フラッシュブースト搭載モデルのほうが6g重くなり、後方重心設計となっています。
6g重量が増したことにより、浮き姿勢が立ち気味となり、ダイビング時にはより深く、より水をまといやすくなっているんですね。
水絡みよくアクション出来るということは、ヒット率の上昇が期待できるラフコンディション下でも、エラーが少なくしっかり動いてアピールしてくれるということです。
そういった意味でも新たなウェイト設計は、より効果を発揮してくれるでしょう。
ヒラマサが今まで見たことがないようなイレギュラーアクション⁉
水中にダイブして浮き始めるときに、横に大きくダートしてスライドしながら浮いてくるのが「別注平政220Fフラッシュブースト」の特長です。
田代 誠一郎氏も「ヒラマサが見たことがないようなイレギュラーな動きを出してくれる」と語っています。
多種のアクションに対応したダイビングペンシル
別注平政220Fは水面下をダートしながらアピールしてくれるので、ショートジャーク、普通のダイビングジャーク、ロングジャーク、すべてに対応するルアーです。
潮波のなかでもしっかりダートして泳いでくれるので、集中力を持続しながら釣りができるでしょう。
別注平政220F フラッシュブーストの使い方
オススメ基本アクション
- フルキャスト後、派手に水しぶきを上げるようなドッグウォークでアピールする
- ルアーの先端部に水泡を多く噛ませるように強くダイブさせ、速めのリーリングに加えてロングストロークのロッドアクションでダイブを数回繰り返す
- 手前10m付近で通常のダイブ&ポーズで喰わせの間をつくる
※ダイビングペンシル操作のポイントはジャークを入れた後にロッドを前へ送り出すように糸フケを作ることです。
ナブラが起きている時に有効なアクション
ダイビングペンシルは泡を噛ませたアクションにポイントがあるので、イワシなどの小魚が水面を逃げ惑うような水飛沫を演出できると良いです。
ナブラが起きているときは、ヒラマサやブリなどのフィッシュイーターの反応が格段に良くなるので、スケーティングしながらS字に蛇行しているようなアクションで、うまく泡をまとわせるような動かし方をイメージして行うと釣果に繋がりますよ。
別注平政220Fフラッシュブーストのスペック
- サイズー220mm
- 自重ー120g
- タイプーフローティング
- スプリットリングーヘビークラス200lb
- 標準フックーなし
- 推奨フックー#4/0
- 定価ー3500円(税別)
別注平政220Fフラッシュブースト比較
ここからは実際に別注平政220Fフラッシュブーストを使って、その他シマノ製のダイビングペンシルと比較してみたいと思います。
今回比較したルアーは別注平政220Fフラッシュブーストとほぼ同サイズである、「ヘッドディップ200F」と「別注平政220F(従来品)」になります。
さてこの三つのルアーにはどのような違いがあるのでしょうか。
別注平政220F(従来品)との比較
同型のルアーなのでフラッシュブースト部以外に違いはありませんが、重量が変わっています。
- 別注平政220F(従来品)=114g。
- 別注平政220Fフラッシュブースト=120g
別注平政220Fフラッシュブーストのほうが6g重くなっていますが、たった6gでもルアーを持ち比べてみるとフラッシュブースト版のほうがズッシリと重みがあるような印象です。
ヘッドディップ200Fとの比較
真横から見るとボディの太さに違いがあり、ヘッドディップ200Fのほうが丸々としています。
別注平政シリーズの特長は、ミスダイブが少なく、初心者でもダイビング操作がし易い設計となっていることです。
一方、ヘッドディップシリーズの特長は、ファットなボディ+高重量で飛距離を稼ぎやすいという点と、水押しが強いボディ設計でアピール力が高いところです。
上下から見てもヘッドディップ200Fのほうが丸々としたボディとなっており、全体的に大きく見えますね。
- 別注平政220Fフラッシュブーストは長さ220mm、重量120g
- ヘッドディップ200Fは長さ200mm、重量135g
ヘッドディップのほうが20mm短くなっていますが、重量は15g重くなっていて、ロッドにぶら下げてみるとハッキリとルアーの重みの違いを感じます。
フラッシュブースト部のプレート形状が違う!
別注平政220Fのフラッシュブースト部のプレートは細いものが1枚
ヘッドディップ200Fのフラッシュブースト部のプレートは短いものが3枚に分割されている
今回、二つのルアーを比較していて気付いたのですが、フラッシュブースト部のプレートの形状が違っていました。
この形状の違いが釣果にどれほど影響するのか不明ですが、別注平政220Fフラッシュブーストの1枚プレートのほうが可動域が多く、よく動くうえに、よく光っているように感じます。
ヘッドディップ200Fの3枚の分割プレートはバネが上下についており可動域が狭く、ルアーを水平にすると動いたり動かなかったりと曖昧です。ルアーが垂直状態であればバネがよく働き、プレートもよく動きますね。
反射光はプレートの1枚1枚が小さいので弱い印象です。
How to 別注平政220Fフラッシュブースト
田代誠一郎氏による別注平政220Fフラッシュブーストを使った実釣動画です。
32kgのヒラマサなんてまさに憧れですよね!
まとめ
別注平政220Fフラッシュブーストのインプレッションはいかがでしたでしょうか。
ダイビングペンシルの使い分け
ダイビングペンシルはボディーの形状によってアクションの特徴がかわります。
幅広のボディータイプは、背後の水流の乱れが大きくなることにより、ワイドなアクションとなります。このタイプはアピール力が強いため、広範囲から魚を寄せることができます。
細身のボディータイプはナチュラルなアピールを売りとしています。水の撹拌力が弱く、ダイブ音も控えめなので、凪の日や魚が少しナーバスなときに釣果を伸ばしてくれますね。
- 凪のときは、ナチュラルに誘える、別注平政220Fフラッシュブースト
- シケの時や、魚の活性が高いときはアピール重視の、ヘッドディップ200F
と言った感じで使い分けるといいでしょう。
田代誠一郎氏のタックルセッティング
最後の最後に、田代誠一郎氏が動画上で別注平政220Fフラッシュブーストを使用しているときのタックルセッティングを調べてみました。参考までにどうぞ。
ロッド:オシアプラッガー LIMITED S82XH
リール:STELLA SW 18000HG
ライン:OCEA 8 10号
リーダー:オーシャンレコードショックリーダー 150lb