ショアジギング

四国西部沖「御五神」グレのフカセ釣り&ショアジギング|カンパチ・オオモンハタ攻略

フィッシングスタイル

 

古より広がる海 ただこの海を釣る あるがままなり hideです。

 

今回は、5月中旬に 四国西部沖に位置する 「御五神」(おいつかみ)へ、フカセ釣りと ショアジギングでチャレンジした時の釣行を ご紹介させて頂きたいと思います。

 

毎年、年に数回 クラブの会長と 四国西部方面の 日振や 御五神などへ、遠征釣行をしています。   

 

もちろん グレのフカセ釣りです。

 

私の所属するクラブは、規則が厳しく フカセ釣り以外の釣りには、あまり理解を示してくれません。

そして、今回のように 会長と二人の釣行で、フカセ以外の釣りなど ありえないのです。

 

しかし、この遠征釣行の誘いを持ち掛けられた時、

会長の話の中で 前代未聞の言葉を耳にすることになりました。

 

「ルアー やりたかったら 少しだけならええよぉ」と、

私は 耳を疑いました。

 

まさか 会長が フカセ以外の釣りのことを口にして、さらに 同行した自分の隣で   ルアーを投げてもかまわない とは、信じられませんでした。

 

「せやけど フカセが本筋やから グレの気がない時だけやでぇ それと 絶対にこの事は他言無用やから」

と、釘はさされましたけど。

 

後で解ったのですが、渡船店に 予約の連絡をいれたときに 近況を聞くと、ショアジギングで 青物が 結構あがっていて、それに混じって ヤイトガツオも釣れている という情報を 入手したらしいです。

 

会長は、人一倍 食い意地がはっていて(訂正、舌がこえられていて…汗)

ヤイトガツオ(スマガツオ)には 目がないのです。

スマガツオ

 

以前に一度、私が外道で ヤイトガツオを釣った時、

「これ全部やるから そのヤイトと交換してよぉ」と、 グレの5匹と 交換したくらいなのです。

 

そういう経緯もあり、今回は フカセと ショアジギングの二刀流で、御五神へ挑むことになりました。

 

四国西部沖「御五神」

グレのフカセ釣り

ここ御五神へは、今までに 二度訪れていますが、いずれも 激流を攻略できずに 完全KО に終わっています。

 

今日 渡礁するのは [寝床の4番]で、初めて上がる磯です。

 

この磯は 大きな島になっていて、釣り座も かなり広く、ショアジギングも 十分に楽しめそうな磯です。

 

向かい側には 同じような大きい島があり、その島との水道を 釣るようなイメージです。

 

磯に上がると すぐに準備にかかり 一通り支度を終え、 今日の釣りを どう組み立てようかなと、 潮の様子を確認するために 水道に目を向けました。

 

その瞬間、「今日は もう 終わってしまった」と、悟りました。

竿を出す前なのに・・・(泣)。

 

以前の 二度の釣行では、未経験な激流に 全く 歯が立たなかったので、

今回は、以前の潮の速さ +α を想定していたつもりでしたが、 想定を はるかに上回る、 笑ってしまうほどの 「超々激流」

 

水道の流心部は、例えると 台風で増水した 氾濫寸前の 大河川。

恐怖を感じるほどの 大迫力に、圧倒されます。 それと同時に、決定的な 絶望感。

 

私がフカセ釣りで 唯一、会得出来ていないのが 急速潮の本流釣り(しかも真横からの)なのです。

 

ホームグラウンドである和歌山南紀でも ここまで速い潮流はないですし、本流釣りが

出来る 磯自体が少なく 限られているので、練修する機会がほとんどないのです。

磯

 

けれど、腐ってばかりでもいられないので ここで練修するんだと思い直し

今までに身に付けた手法で、順序を間違えず組み立てていき、集中力を高め 真剣に フカセ釣りをします。(会長の目が光っているので…汗。) 

もし、ヘタな事をした時には 間髪入れずに 怒鳴り声が…モトイ…、 正確で 適切な 指導が入ります。

 

御五神とあって 今日は タックルも真剣で、気合の入ったセッティングです。

インテッサ2号5,3mに 

BB-Ⅹテクニウム4000番

潮が速いので 道糸フロロ3号

ハリス2,75~4号 

尾長グレや中型青物 を視野に入れてのタックルです。

 

まず、まともに流心を攻めるのは 不可能、仕掛けを全て マイナス負荷にして 最大限 潮上に投入しても、仕掛けがなじむころには はるか潮下へ消えてしまっています。

 

休む間もなく なじむところを探して 打ち返します。

唯一なじむのが、潮下の引かれ潮の反流転のポイントと、

流心と引かれ潮がぶつかって壁になり、その壁に沿って 潜り潮が発生しているポイントの2ヶ所くらいです。

 

この2ヶ所のポイントを 重点的に攻めますが エサ取りだらけで、お手上げです。

打つ手なしで 少しインターバルを取ろうと思い、会長の様子でも見に行こうかと釣り座近くへ駆け寄ると、流心で何かをかけて やり取りの 真っ最中。

 

タモ入れでも 手伝おうと思い 急いで会長の元へ駆けつけましたが、

既に 片手にタモをもち 腕を伸ばして 魚が枠に入る寸前でした。

そして 危なげなく 取り込み完了。 さすが お見事! 瞬殺です。

 

魚を見ると、一目で 口太の50㎝オーバーと分かるほどの、体高があり 良く肥えた

グッドコンディションの キレイな グレでした。

グレ

 

会長が 魚の処理を手早くすませ、ハードクーラーに入れようと パネルを開けると

先客がいます、覗いて見てみると、同じ型の口太が 横たわっていました。

 

しばらく 会長の釣りを見ていましたが、何が どう違うのか 正直、私には解りませんでした。

こればっかりは 自分で一つずつ試したり、

時には 発想の概念をかえたりして、経験を積み重ねていくしかないと思います。

 

このようなことが 上手な人との差 なのでしょうね。

やはり 名手といわれる方は、どのような環境下でも どんな難しいシチュエーションでもその時々、その場で、対応できる知識や経験、スキルを身に付けているのだと思いました。

 

まだまだ 半人前なので、悩んだり 考え直す事ばかりです。

 

自分の釣り座に戻り、仕切り直して 一投一投考えながら 何度も打ち返していきます。

 

すると自分にできる最良のアプローチの方法が固まってきたように思いました。

やはり カギになるのは 良型のグレは流心に付いているということ、

でも 流心で仕掛けをなじませるテクニックは 私にはない、

なので 今まで自分が 仕掛けをなじませることができた 一番流心に近いポイントは、[カベの潜り潮]これしかない。

 

また 仕掛けを全てマイナス負荷に変更して、丁寧に サシエから送り込んでいく、

仕掛けを一直線に保ち、潜り潮をとらえたら その重みを感じながら少し強めに張りをつくる 

ポイントが流心から離れているデメリットは、マキエワークで十分にカバーできるマキエも 潜り潮に吸い込まれて 仕掛けと同調しだした、後はアタリを待つだけ、

指先で ラインをつまみながら 潜り潮の動きを感じとり ゆっくりと送り込む、

神経を研ぎ澄ませて グレがサシエを口にした瞬間に掛け合わせるよう構える。

 

息を吞む瞬間 呼吸も静かで浅い、その時 ラインをつまむ指先が、サシエが潮の動きとは違う流れに触れた気配を感じ取る、

次の瞬間  「クゥッ」「ビシュッッ」 つまんだ指先から わずかなアタリの感覚が 消えない間に 反射的に鬼アワセを入れる。

 

アワセを入れた反動で 頭上を超え 背後に廻りこむ程に 竿が起きる。

これで 魚に対して 先手をとれた と思ったのもつかの間、魚が大きすぎる。

 

重量感、ファーストダッシュのスピードが半端じゃない、潮の流れも重なり 今度は一気に胴から曲がり、のされる寸前、一歩手前、

ここでレバーブレーキを使い、最小限のラインを出し 竿の角度を修正する。

 

竿のタメを 最大限にいかし、何とかダッシュを止める。

GーⅣが 今までにない 曲がりを見せる。 ここからは 一切、ラインを出さない。

 

竿尻を 下っ腹にあて 腰を落とし、底への強烈なシメコミは 竿を寝かせ

膝を使って吸収し、タメに 余力を残して じわじわと浮かせにかかる。

 

しかし、かなりの重量級なのか まだ浮いてくる様子はないが、

魚との距離は 徐々には寄ってきている。

 

ようやく 潮流の影響を受けない所まで、魚が寄ってきたとき、抵抗が少し弱まり 魚体が

浮いたように 感じ取れたので、体力が尽きかけていると 予想し、一気に浮かせにかかり

そのまま タモ入れにつなげようとする。

 

タモを足元に移動させておこうと思い、一瞬 振り返ると、会長が 駆けつけてくれており

「タモ入れは まかしとき」と、声をかけられたので お願いすることにした。

 

薄っすらと 魚体が確認できるくらいまで 浮いてきた瞬間、

「これ デカいぞ、ユウに 60超えてるで」と、興奮気味に叫んだ。

 

さすがに 二人とも 慎重になり 少し緊張気味で、

会長がすでに タモを伸ばして構えているのが 微妙に笑える。

 

やっと 底から上げてきて タモ枠に収めようとした時、魚体の全体が 姿を現した。

二人同時に 顔を見合わせ、「キツ(イスズミ)やあ!」

 

イスズミ

 

私は 膝から崩れ落ちるように、その場に 座り込みました。

 

やっぱり 持ってないなあ~と、しばしの間 真っ白に。

 

会長は キツを サクッと計測して サラッとリリース、

「これが 尾長やったらな~ まあ キツやったけど 66,5㎝やぁ、こんなデカいのあげたんやから 大したもんやで なかなかのもんやで~」

 

と、お慰みの 言葉を頂き、会長は 自分の釣り座へ、そそくさと戻って行かれました。  

けれど、振り返って戻っていく瞬間の 横顔が、半笑いだったのを 私は 見逃しませんでした・・・(怒)。

 

沖磯でのショアジギング

 

何か もう どっと疲れたので ここからは、ショアジギングに切り替えることにします。

フィッシングスタイル

 

タックルは、

ゼナック ミュートス96HH

ステラ 8000HG

PE4号

リーダー フロロ12号

撃投ジグ 125g

 

そこそこの大物がきても 獲れるセッティングです。

 

釣り座を、潮下の方へ移動して開始です。

さあ ここからがメインで、重要な役職に付きます。 お土産係です・・・(笑)。

 

潮の速さは 少しは緩んだものの、まだまだ速く 着底にも 時間がかかります。

 

開始して早々、数投目の 5~6回シャクッた底付近で ゴツッとアタリがあり、これは 根魚かなと思い、2,3度の軽いシメコミだけで 後はおとなしく 上がってきました。

 

ファーストヒットは、なかなかの 食べ応えのあるサイズで、51㎝のオオモンハタです。

オオモンハタ

 

多分 会長は お持ち帰りするだろうと思い、丁寧に処理をして

本命の ヤイトガツオを 狙います。

 

今日は かなり魚の活性が良く、前半戦の フカセのマキエも効いているので、期待が持てそうです。

 

その後、アタリは頻繫にありますが のらないので、ジグを通すコースを流心よりに変え、潮流を利用して クワセの間を 長めにとるようにしました。

 

そうして コースを変えたその一投目に、すぐに答えが出ました。

 

ジグが 中層にさしかかった所あたりで、ロッドごと持っていかれるアタリがありました。

潮下の方へ流れと同方向に下り、底に向けて突っ走っていくので 魚の頭が正反対を向いているうちに、追いアワセを数回入れて かなり強引に 流心と底から引き離していきます。

 

今日のタックルは、自分の体力では余りあるヘビータックルなので、どんなことをしても

タックルはビクともせず、私が先に 壊れるでしょう・・・(笑)。

 

なので、今かけている お魚さんには気の毒ですが、いつものように逃げれる可能性がある優しい、慈悲深いファイトではなく、全体重をかけた 鬼のような 綱引きファイトです。

 

午前中も あんなに頑張ったのに[キツ]だったし、かなりストレスもたまっているので発散させてもらいます。

 

でも、多分 この魚 かなり大きいと思います。

 

トルクがあって グングン底に突っ込んでいくし、重量感もけっこうあります。

青物には 間違いないとおもいますが、 もしも この魚が ヒラマサだったとしたらメータークラスではないでしょうか、 例え メーターオーバーだとしても、このタックルだと不安なく獲れると確信しています。

結構ファイト時間が かかってしまいましたが、(これは私の 非力さゆえなので…笑。)

手前に来るまで なかなか姿が見えませんでした。

やっと近くまで寄ってきた魚影からすると、思っていたほどの 長さはない感じです。

 

しかし、体高はかなりありそうに見えます。

気になって 凝視していると、「よっしゃー! カンパチ~~ッ」と 思わず嬉しさの

あまり、叫んでしまいました。

 

このカンパチは 本当に嬉しかったですねえ。

朝の キツ のことなんて もうどうでもよく、完全に ストレスと一緒に どこかへ

ぶっ飛んで行きました。

 

大事に計ってみると、73.2㎝・・・(嬉泣)。

カンパチの 70オーバーは 2匹目なのです。

よく見てみると、【ヒレナガカンパチ】です。 どうりで よく引くはずです。

 

やっぱり、 こんな激流地帯には それに見合った魚が 付いているのだなぁと、感心させられました。

 

もうこれで十分です。  大満足です。

 

この時 すでに メインのヤイトガツオのことなんて、完全に 忘れていました・・(笑)。

 

もう頭の中は 帰り支度です。

でも、まだ 船が迎えに来るまで 1時間半ほどあるので、クールダウンをする感じで、

適当に キャストして PEの寄れを直したり、ドラグの調整をしたり、効きを確認したり

していました。

 

すると、急にラインが 引っ張られたので、何かゴミでもかかったのかと ラインを回収

すると、 思わず 一人で 大笑いしてしまいました。

なんと、ジグに これまた立派な【プリティー・ヤイトガツオ】が、くっついていました。

 

これを見て、完全に忘れていたことに 気が付きました。

この魚が また可愛いらしくて ヤイトなのか 何なのか 模様が薄くて分かりづらいのです。でも、模様が確かに 薄くあるので、間違いなく【プリティー・ヤイトガツオ】です。

 

本当なら、 すぐにリリースするのですが、フックのかかりどころが悪く、かなり弱っていたので 仕方なくシメて、適切に処理をし、会長に食べていただくことにしました。

ちなみに プリティーは、34㎝のナイスバディーでした。

 

これで 私の役目も 任務完了。  めでたし めでたし です。

 

皆様は、 このような 激流を どう攻略されているのでしょうか

 

一度は  御五神の  超々激流を  味わってみてはいかがでしょうか。

 

笑えるくらい  速いですよ。  

  では、 また。 

 

「御五神」攻略 フカセ・タックルセッティング

(フカセ・ロッド)

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(フカセ・リール)

シマノ BB-ⅩテクニウムC‐4000Ⅾ

 

ライン

SUNLINE フロロ 3号

 

ハリス

SUNLINE トルネード・ブラックストリーム 2.75~4号

 

 

「御五神」攻略ショアジギング・タックルセッティング

(ショアジギング)ロッド

ZENAQ ミュートス96 HH

 

(ショアジギング)リール

シマノ ステラ 8000HG

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ライン

アバニ ジギング10×10 マックスパワー8本撚り 4号 

 

リーダー

KUREHA シーガーフロロ 12号

 

ジグ

カルティバ 撃投ジグ 125g

 

 

筆者プロフィール

 

 

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