ヒラスズキ釣りをするなら知っておきたい海の危険。ヒラスズキの釣り場と危機管理
波の怖さを知っておく
波は一定の周期で繰り返されますが、波の大きさはその都度変化していきます。
ある時は動きが弱く、ある時はドーンと強烈に押し寄せてきます。
この波の強弱の周期もある程度の間隔で繰り返されるのですが、これを「波のセット」と呼びます。
釣り人が特に注意しておかなければならないのは激しく寄せてくる波です。
釣り始めに足元でさえ飛沫がかからなかったのが、次の一瞬にドーンと頭から波を被ることもあります。
足元が安定しない場所で釣りをしている場合、大波で足元をさらわれ、最悪落水してしまいます。
背後が狭くて切り立っている場所では、すぐに波が跳ね返ってくるうえに、水がまとまって跳ね返るため強いエネルギーを持ち、とても危険です。
ヒラスズキ釣りは、準備不足や過信で命の危険を招く釣りです。
注意の上にも注意を重ねて釣行したいものです。
私はどんな魚釣りよりもヒラスズキ釣りは圧倒的に危険な釣りであると思っています。まぁそこが一番の魅力であると感じているわけでもあるのですがww
もしも落水した時の対処法
サラシが広がる悪天候で落水した場合、すぐに這い上がろうとするのは危険な行為です。
海に落水した場合、すぐに這い上がりたくなるとは思うのですが、岩にしがみついた時に次の大波がやってきて頭部を岩に打ち付けて気絶する可能性もあります。
そのため、もしも落水したらまず岸際からあえて離れ、沖に出るほうが波の影響を受けにくくなります。
少しでも生存率を上げるためにはライフジャケットの着用は必須です。
もしもの事態に陥った場合でも同行者がいれば救援の要請が速やかに行われやすいので、そういう面でも単独釣行は控えたいところです。
釣り座選び
ヒラスズキの釣り座選びは、まず観察から始めます。
経験豊富な上級者でも波のセットを読むことに時間をかけています。
波のセットを読むと共に意識しておくべき重要なことは、今が上げ潮なのか下げ潮なのかという点です。
上げ潮の場合、帰り道が確保できるのかも確認しておきましょう。
1番危険な瞬間
それはランディング時です。
魚を取り込みにかかった際、バラしたくがないためにやりとりに集中しがちです。
そして魚を拾う際にどうしても波打ち際まで出てしまいます。
こういう時は波に意識を向けれていないため非常に危険です。
かくいう私自身が毎回こういう事をやらかしています。ランディング時に魚ばかり見ていて大波を被り、びしょ濡れになるという失敗談もあるのですが、、、
戒めの為にもここに書き記しておこうと思いますww
まとめ
ヒラスズキ釣りは生命の危機を感じながらの釣りですが、命を落としてしまえばそれで終わりです。皆様、安全第一で釣りを楽しみましょう。