五島福江島|真夏のモンスター!タマン攻略・沖磯ロックショアゲーム
五島列島福江島に年間を通して釣行している、Syoです!!
つい先日梅雨が終わり、私が在住する長崎にも、うだるような暑さがやってきました。
夏は、釣りに行く足が遠のく方が多くなるかと思います。
ですが、梅雨明けの初夏はヒラマサが釣れやすくなる時期であることをご存じでしょうか。
7月からの時期に釣れるヒラマサは、通称「夏マサ」と呼ばれ、6月頃に産卵を終えたヒラマサが、体力を回復させるためにエサを荒食いするため、反応を得やすく、加えて体力の回復した個体は力も強く、ヒラマサ狙いにおいて非常に面白い時期になります。
また、水温が急に上がる時期でもあるので、海の中も夏にシフトし、カンパチを始めタマン(ハマフエフキ)、スジアラなどの温かい海を好むターゲットも並行して狙うこともできます。
もちろんこの時期の沖磯は、逃げ場のない灼熱の環境なので、熱中症対策は万全にして、それらの魚に挑戦していただきたいと思います。
私syoも今回3日間の沖磯釣行を画策しておりましたが、南のうねりと猛暑に負け、2日の釣行に抑えることにしました(汗)
それでは早速本編に入ります!
真夏の福江島遠征・沖磯攻略 1日目
7/21(日)天気:晴れ時々曇り
釣行1日目は、福江港から20分程度走った沖磯に案内していただきました。
このポイントは何度か乗ったことがある磯で、釣り座からはフルキャストで10メートル程度とシャロー帯なのですが、沖の離れの東側に沈む巨大な沈み瀬の先は15~20メートル程度の水深がありそうです。
【ポイント解説①】
沈み瀬のあるポイントは、ヒラマサなどを始めとした岩礁を好む魚が狙いやすくなります。
しかし、それらの岩礁を好む魚は、ヒットすると猛スピードで岩礁に突っ込んでいき、ラインを切ろうとします。魚を掛けたらどこに誘導して、どこからランディングするか頭でイメージしておかないとラインブレイクで悔しい思いをすることになります。
ですが、その難しさが磯からの大物狙いで釣り人をワクワクする所でもあり、イメージ通りに魚を獲れた時は、他の釣りにはない達成感を味わえます。
脱線したので本題に戻ります。海況を見ると、上げ潮の流れが釣り座から見て左側から右側に効いており、天気は曇りがかってきて、水面は波っ気があり、トップウォータープラグに反応が良さそうです。
しかし、反応はなく、ジグも試してみましたが、同じく反応は得られなかったため、シャクリのパターンをボトムから10回転程度シャクってすぐフォールさせる、ボトム主体の釣りに変えてみます。
すると、フォール中に糸をひったくるバイト!
合わせを入れてリールを巻いていると、沖で茶色い魚が水面を滑走してきました。
この時期の定番ゲスト、イサキです!ガチのショアジギングタックルで掛けてしまったので少々かわいそうでした(笑)
しばらくしていると流れが変化し、下げ潮が効いてきました。下げ潮は私が立っていた釣り座の左側から沖へ流れていくようなイメージです、飛距離の出るルアーで潮目が射程に入る感じでした。
時々沖の潮目のさらに先でカツオらしき魚のボイルが確認できます。
こっちに来てくれ~!と念じていましたが、願い届かず沖に遠ざかっていきました。
気を取り直してジグのキャストを続けます。
潮は効いていますが、ヒラスの反応がないのでロックフィッシュを視野に入れて、底付近を重点的に攻めてみます。
すると間もなく根魚がガツンとバイト!
夏を感じさせてくれる真っ赤な姿がキレイなアカハタが釣れてくれました。
潮位が下がり、南の離れに渡って釣りをしてみます、思ったより潮が効かないようなので、元の釣り座に戻って最後まで粘っていましたが、残念ながらここでタイムアップとなってしまいました。
時期的にヒラマサは楽に釣れると思っていましたが、初日から洗礼を受けてしまいました…、回遊魚狙いなのでこんな日もあります、切り替えて翌日の釣りに備えます!
真夏の福江島遠征・沖磯攻略 2日目
7/22(月)天気:晴れ
昨日からの南のうねりが多少落ち着いたので、福江島南側のポイントに瀬上がりさせてもらいました。
瀬上がりしたポイントは、私が初めてメーターオーバーのヒラマサを仕留めた思い出深いポイントで、地形変化が激しいため攻めどころが多く、ルアー釣りが好きな人であれば非常に楽しい釣りができるポイントです。
【ポイント解説②】
このポイントの本命釣り座は瀬の南端になるのですが、瀬上がりした時間は水没して渡れなかったので、まずは西の先端から狙えるシャロー帯を攻めてみます。
フルキャストしても、ジグなら2~3秒でボトムについてしまうので、タマンを視野に入れて表層1メートルの範囲をミノーで探ってみます。
ここでは反応がなく、中央のポイントに戻り、潮が引くまで回遊待ちの釣りを続けてみましたが、反応が得られない時間が続きます…。
初日に船長さんから教えてもらったのですが、最近は青物の回遊があまりないようで、ヒラゴサイズがポツポツ上がる程度で、良いサイズは釣れていないようでした。
下げ潮に入り、潮位が下がり始めたタイミングで、気になっていた北側のシャロー帯をチェックしてみようと思いました。
ヒラスズキタックルにタッチダウン(JH)+バルト4in を付けて、沈み瀬の奥にワームを遠投します。
すると、キャストしてボトムを取っている最中に糸が弾け飛ぶような当たり!すかさずベールを返し、合わせを入れると強烈なパワーで魚が根に向かってダッシュします!
シャロー帯なので、魚に好き勝手走られるとヤバい状況です!
スプールを指で押さえ、魚をコントロールしながら少し高台の岩場に上り、ラインをいたわりつつ魚が瀬を越えるように誘導します。
ファーストランは強烈でしたが、それを耐えたことで勢いは衰え気味です。これは黄色いアイツかな、と内心魚の見当はついていました。強引なファイトで一気に勝負を付けました!
磯のブルドーザーこと、タマン(ハマフエフキ)でした!
この魚を釣ると五島列島の夏を実感します!
タックルもヒラスズキロッドだったので、竿がバットからブチ曲がってスリリングなファイトを楽しめました!
その後、潮位が下がり本命の釣り座に移動することができました、先端から40メートル程度沖に速い流れが通っています。
まずは流れの本筋から少し外して、ヨレとなる場所にジグ「コルトスナイパーロング」を入れてみます。
すると、一投目からジグにじゃれつくような感触、中々乗ってきませんが、次のキャストでヒット!
クロホシフエダイでした!暖かい海を好む、引きの強い魚です!
五島では「カレイサキ」と呼び、浜値で一匹2000円する高級魚らしいです。そんな高級魚とは知らず、この後、怒涛の10連発をしたのですが1匹だけキープして、他はリリースしてしまいました…、早く知っていればよかった(泣)
まさかのダブルヒット(笑)↓
クロホシフエダイの時合中、メタルジグにスジアラらしき魚のチェイスがありました!
瀬際で姿が見え、回収間際だったのでフォールさせたのが悪かったのか、見切ってしまいました。
スジアラはチェイスしてきたときにアクションを途中で変えると、ルアーを見切ってしまう傾向にあるように感じます。
その後は、潮もよく流れていましたが、魚からの反応もなく残念ながらタイムアップ。
本命のヒラマサを仕留めることはできませんでした。
ですが、夏らしい魚たちに遊んでもらえたので、満足度の高い釣りができたと思います!
おわりに
普段エアコンの効いた部屋でデスクワークばかりしている代償でしょうか、今回2日連続で灼熱の沖磯釣行をしたこともあり、最終日は体力的にもヘトヘトでした(笑)
こうならないように、日々体を慣らしておかないといけないと実感しました。
8月からは酷暑が続くので、沖磯釣りからは離れてしまいますが、夏が終われば秋のヒラマサシーズンが開幕するので、またその時期に福江島を訪れてみようと思います!
それまでは地元長崎周辺のトップチニングで癒されようと思っています(笑)
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
今回も、お世話になったのは福江港から一番近い場所にある瀬渡し船「天水」です!
ぜひ一度ホームページもチェックしてみてください。↓↓
【syo’S TACKLE】
タマンを釣ったときのタックルについて
(ヒラスズキタックル)
- ロッド アピア フージンbbリライヤー 113MH
- リール シマノ 17ツインパワーXD 4000
- ライン サンライン PE 1.5号
- リーダー バリバス ショックリーダー 40LB