スロージギングを始める費用はどれくらい?基礎から学べるスロージギング③
前回の基礎から学べるスロージギング入門①②に引き続き、基礎から学べるスロージギング入門③をお送りします。
前回の「基礎から学べるスロージギング入門②」はこちらから↓
基礎から学べるスロージギング入門編として最後に、
必要な費用や、道具について解説していきます。
さて、スロージギングを一回もやったことがなく、スロージギング用タックルをイチから揃えるとなると、費用はどのくらいかかるのでしょうか??
今回、スロージギングを行うのに必要十分な機能を持つ道具、
まぁコスパ重視のタックルセッティングで費用を概算してみました。
スロージギングを始める費用は以下のようになります。
- スロージギング用タックル
(ロッド・リール・ライン)= 約53,500円 - メタルジグ×5~7本= 約10,000円
- 遊漁船料金= 約10,000円
- 合計= 73,500円
遊漁船を利用して釣りに行くとなると、その他もろもろと費用がかかることになりますが、
初スロージギング釣行では、安く見積もって8万円程の予算が必要となるようです。
ここからは、「スロージギングを始める費用」について、道具別に細かく解説していきます。
貴重な時間やお金を最大限有効に活用するためにもぜひ、読み進めて、今後の参考にしてくださいね!!
スロージギングを始める費用はどれくらい?
スロージギングに必要なタックルにかかる費用は、
どの程度の機能のものを購入するかによっても大きく異なってきますが、
今回は、スロージギングを行うのに必要十分な機能を持つものを想定して解説していきます。
スロージギング・ロッド
スロージギング用のロッドは安いもので¥5,000程度から、
高いもので概ね¥50,000程となるでしょう。
これからスロージギングを始めようとされる方は、
¥10,000から¥20,000程のロッドであれば、必要十分な性能を有していますので、
まずはこのクラスから始められることを、おすすめします。
価格もリーズナブルで必要十分なスペックのロッドを提供しているメジャークラフトのスロージギング専用モデルです。
張りを持ったティップと徐々に曲がってくれるベリーを持ちながら、アングラーの負担を軽減するレギュラーアクションとなっています。
GXJ-B66/5SJは、120gから300gのメタルジグに対応し、200m超の水深で、キンメダイなどを狙うことができ、感度とフッキング性能を高めています。
長さは6.6ftと少し長めですが、扱いやすくおすすめです。
スロージギング・リール
リールについては中深海まで対応できるものから考えましょう。
スピニングリールもベイトリールも概ねPE3号を300m程度、巻くことができるという点で選んでいくと、
2万円台のミドルクラスのリールがコスパが良くおすすめです。
スロージギング・ベイトリール
「20 トリウム2000HG」は、コストパフォーマンスを追求した高性能エントリーモデルです。
剛性感のあるHAGANEボディとガッチリ握り込めるSコンパクトボディを採用しているので、10キロクラスの青物相手にも余裕で対応します。
わたしも実際に使用していますが、この価格でこの剛性感では、ジギング用ベイトリールでは間違いなくコスパ最強です!!
スロージギング・スピニングリール
「ストラディックSW」はHAGANEボディ+HAGANEギアを搭載しているので、青物相手でもリールの歪みが少なく、ジギング用スピニングリールの中でもコスパ最強といえます!
【21年版レビュー】20 ストラディックSW 10000HG
「ストラディックSW」のインプレッション記事もご参考にどうぞ
スロージギング・電動リール
体力に自信のない方は、電動リールという選択肢もあります。
電動リールは10万円前後しますが、
体力の消耗が少なく済み、長時間の釣りも可能になるので、価格なりのパフォーマンスを見せてくれることは確実です。
漁師仲間の70代の方は、わたしがジギングをやっている横で、電動リールを駆使した「電動ジギング」でバンバン青物を釣り上げてしまいます(笑)
漁師が電動リールを使うメリットは、1匹1匹を釣っていく効率がかなり速くなることにあります。
一番体力を使う巻き上げ作業でも、電動リールが半強引に巻き上げてくるので、体力を消耗することなく1匹を釣り上げることができます。
ジギング動作に至っては、ロッドを上下にシャクっているだけでいいのです!
魚を釣り上げる楽しみという点ではどうなのかな?という感じですが、ジギングにおいて、電動リールはかなり有効な存在なのは確かです。
スロージギング・PEライン
PEラインの価格は、¥2,000から¥3,000程度のものが多く流通しています。
高いものは¥6,000程度のものもありますので、仕様などもよく確認して購入しましょう。
※バーチカルジギングではガイド鳴りはあまり気にする必要はなく、総合的に4本組(4本撚り)が適しています。
スローピッチジャークの先駆者が認めたPEライン
「ソルティ―メイト PEジガーULT」は、
ラインの伸びが少なく、水切れが非常に良いので深場でのスロージギングに適したラインです。
スロージギング・ショックリーダー
ショックリーダーは¥1,000以下から¥2,000位となります。
扱いやすく価格も安いナイロン製、強度が高く傷つきにくいフロロカーボン製など予算や扱いやすさなども考慮して選ぶ必要があります。
強度としなやかさを高次元で両立したアイテム。
巻きグセが付きにくく、根ズレにも強いので安心して使用できます。
表面は柔らかく、芯は硬くて強い設計になっています。
スロージギング用メタルジグ
メタルジグについても高価なものから安価なものまであります。
また重量によっても価格が変わってきます。
安いものは¥1000以下、高いものになると¥3000程度するものもありますが、重さや色のバリエーションも考え、
一回の釣行では最低5本以上持参することをおすすめします。
ジグの重さの選択基準
私のジグの重さの選び方から紹介します。
それは、「釣りをする水深に150を足したウェートを基準」とすることです。
(水深100mならジグの重さは250gとなります。)
この基準を主として、その日の潮の速さや、上げ潮で喰いがいいのか?下げ潮で好反応を示すのかによってジグの重さを調整していくという感じです。
最も釣りやすい大きさを探ったり、魚の反応を得やすい重さなどを探るのもジギングの醍醐味の一つです。
※私のジグの重さの選び方の基準ですが、釣りをするエリアが五島近海という潮の効いているエリアなため、若干重めとなっています。
まずは周りの人の使用ジグを探ってみて、自分なりの答えを探してみてください!
スロージギング・フック
スロージギングに用いるメタルジグには、フロントとリアにダブルフックを使用するのが一般的です。
概ね¥1000以下で購入できるものばかりなので、予算に入れておきましょう。
特徴としては、全てにおいて水圧抵抗を感じるように繊細な作りとなっていることです。
過剰な強度を求めるのではなく、ジグのフォール時、リフト時、両方のアクションを制御しない繊細さも兼ね備えています。
スロージギング・遊漁船料金
遊漁船料金は、地方によっても変わってきますが、¥8000~¥10000程度が多いようです。
ルアー以外のタックルをレンタルできる遊漁船もあるので、とにかく体験してみたいという人は、相談してみると良いでしょう。
遊漁船によって、どのようなターゲットを狙うのか、深さはどの程度なのかによって準備するルアーやタックルも変わってきますので、事前に確認してみてください。
スロージギングで必要な道具・小物類
ライフジャケット
ライフジャケットについては、法律によって遊漁船に乗る際には必ず着用することになっています。
多くの遊漁船には備え付けのものがあるので、借りることができますが、自分専用のものを準備しておくと良いでしょう。
ライフジャケットは国の安全基準に適合したものでなければ認められませんので、古いものを持っている方は確認してみてください。
「桜マーク」がついているのが認定されたものです。
※桜マークがついた認定品の「自動膨張式ライフジャケット」は、だいたい1万円以上で販売されています。
3000~6000円ほどで売られている安いライフジャケットには桜マークがついていないものが多いため、注意してください。
ライフジャケットには、首掛け型、ウェストベルト型、肩掛け型など様々な形式のものがあるので、動きやすさなども考えて選択しましょう。
バック
スロージギングに用いるバックには、メタルジグをいれるものやラインを入れるもの、フックを入れるものなど様々なものが市販されています。
またそれらをまとめて入れることができるケースもあるので、使用するメタルジグの大きさや数、フックの数などに応じて選んでいくことをおすすめします。
タックルボックス
メタルジグやライン、フックなどを入れたケースや場合によってはリールなどを入れておくことができるタックルボックスがあると何かと便利です。
タックルボックスには、柔らかいタイプのほかにハードタイプもありますが、強度を考えると断然ハードタイプが良いでしょう。
移動の際にも、重宝しますし、自宅でも釣り用のタックルを整理しておくにも役立ちます。
クーラーボックス
釣りあげたターゲットを持ち帰るのにもクーラーボックスは必要です。
ターゲットのサイズに合わせて準備しておくことをおすすめします。
メタルジグなどのタックルが少ない場合には、クーラーボックスの上部に備え付けることができるケースに入れておくこともできます。
容量65Lタイプであれば80cmくらいの青物でも入れることが可能です。
夏場は、食料や飲料を多く詰め込めますので、大きいクーラーボックスが一つあると重宝しますよ!!
クーラーボックスのサイズに悩んだら、大きめを選ぶのが吉です。
スロージギング・プライヤー
プライヤーは、メタルジグにフックを取り付ける際にスプリットリングを開く際にも必要ですので、一つはケースに入れておきましょう。
専用のものはPEラインを切るカッターが付いたものや、スプリットリングを開くのに適して先の形をしています。
偏光グラス・サングラス
サングラスは偏光タイプがおすすめです。
水中が良く見えるのと、太陽の光から目を守ってくれます。
物が飛んできたときも、サングラスがあると目を守ってくれます。
偏光グラスを選ぶ際は、あまりにも安いものは避けるべきです。
安物の偏光グラスは「安い」というメリット以外ありません!!
レンズの歪みがとても大きくて、
目が疲れやすくなるのでデメリットのほうが大きいですよ!
さらに人によっては体調の悪化を訴える人もいるのです。
偏光グラスを使用していて、あまり効果を実感できないという人は、偏光グラスの歪みを疑ってみてください!
私は、釣具店で働いていたことから、様々な偏光グラスの良し悪しを見てきました。
偏光グラス選びで大事なのは、予算をケチって妥協したモノを買わないこと!
偏光グラスは釣果を左右する重要なアイテムなので、
- デザイン
- 軽量性
- レンズの信頼性
をよく吟味して、妥協なく選んでください!
ちなみに、私は、タレックス販売員さん達の知識と情熱に惚れて、
すべてタレックス製の偏光グラスを使用しています。
あなたもぜひ、近くの釣具店等でタレックスの出張販売員さんに声を掛けてみてください!
グローブ
ロッドの滑り止めのほかに、防寒の意味でもグローブがあった方が良いでしょう。
消耗品であり、高いものは数千円もするので、必ずしも専用のものを手に入れる必要はありません。
ホームセンターなどで売っている滑り止めの付いた薄手のものでも十分活用することができます。
わたしは、「TOWA」製の手袋を10年以上愛用しています。
釣り・刺し網漁・農作業・DIYと、すべての作業で信頼して使ってますよ。
1双あたり300円くらいなので、破れなど気にせずガンガン使えます!!
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ご覧になられてない方は釣果アップのために要チェックです!!