ショアジギング大型キジハタ連発⁈京丹後エリアの魅力|磯の安全対策について
私には1年を通した釣行サイクルの中でオフになる期間が3ヶ月ほどあります。
多少、前後することはありますが、5月中旬~6月いっぱいまでと、9月~10月中旬までがオフ期間にあたります。
その時だけは気軽にのんびりとロックフィッシュやフラットフィッシュを釣りに出かけます。
それとは別に、ショアジギングのシーズン真っ最中にも、ボウズ続きで心が折れてロッドから伝わる魚の感触を忘れたときには、気分をリセットするため、癒しの釣りに行くことがあります。
この釣行で、まずハズすことはありません。
一応、ターゲットは絞って釣行しますがソコソコの魚が釣れれば良しとしているので、気負わずに楽しく釣りができるよう心がけています。
そして、必然的に日本海側への釣行となっています。
ホームの和歌山と違ったロケーションを求めてということもありますが、丁度この時期はレジャー絡みの車が増え大渋滞になるため時間もストレスも増幅して逆効果になるからです。
それと、日本海側は水温の関係でもあるのか南方の海よりも潮が澄んでおり、この時期の魚でも磯臭さはなく、おいしく食べることができるからです。
ターゲットにする主な魚種は、ロックフィッシュはキジハタ(アコウ)などのハタ類。
フラットフィッシュは、マゴチとヒラメになります。
今回は、この2種の釣りに関して注目するエリアや、確実に釣果が得られる方法などを大まかにご紹介させていただきたいと思います。
あくまでも専門に狙っているわけではないので、参考程度にしていただければなと思います。
ショアジギング大型キジハタ連発⁈京丹後エリアの魅力
キジハタ編:エリア紹介
キジハタ狙いには、9月~10月中旬の期間を私の釣行サイクルにあてはめています。
エリアは毎年同じで「京丹後」と呼ばれている一帯です。
南は宮津湾にある「伊根」~北は「経ケ岬」までの間に的を絞っています。
しかし、ここ最近はエギングの方が多く、特に伊根周辺は釣り場も制限され、場荒れも進んでいるのでこのエリアは避けています。
なので、それより北の漁港脇の地磯や単体の地磯へエントリーします。
このエリアは地形を見てもわかるように、切りたった山がそのまま海へ続いており、急深エリアになっています。
大型青物の実績場でもあり、定評のある地磯ポイントが続いています。
時合いは夕マズメなので、それまでは何箇所かランガンしてよさそうなポイントをチェックしておき、15時あたりにエントリーできるように準備しておくのがベストです。
なぜか私は、キジハタをターゲットとしたこのエリアへの釣行で一度もハズしたことがないのです。
自分でも信じられないのですが、100%釣れています。
キジハタは、8月後半から接岸を始め、このエリアの北から南へ順に根についていきます。 接岸と同時に荒食いモードにはいるので、陸近くにサシてきていれば必ず食いつきます。
キジハタタックルについて
タックルに関しては、
- ロッドはミディアムクラスの10フィート前後
- リールは4000番あたりのもの
- ラインはPE2号を使用
少し強めのセッティングにしています。
このエリアでは、キジハタの50㎝オーバーも珍しくなく、大型のマダイもよくかかってきます。
青物も時期的に中型クラスになりますが、食ってくる確率は高いです。
湾奥に養魚場が多いことも関係していると思います。
キジハタを確実に釣るためのルアー
ルアーは、最初にシンキングタイプのミノーやペンシルを使用し、近場から探っていきます。
私は、プラグのアクションに関してタダ巻きはしません。
若干スロー気味にストップアンドゴーやイレギュラーなトゥィッチを控えめに入れたり、時々ヒラを打たせたりしてリアルベイトの動きをイメージして、見せて食わせます。
それがスレ対策にもつながります。
キジハタは思っているより遊泳力があるので、あまり底ベッタリを意識しなくても、1m~2mほど底を切って通すほうがカサゴに先を越されず、逆に都合がいいです。
一通り近場を探り終えたら、ルアーをジグヘッド+シャッドテイルにチェンジ。
出来るだけロングキャストして広範囲を探っていきます。
この時もキッチリ足元までリトリーブしてくるようにします。
これが先程の近場へのフォローにもなり、取りこぼしなく獲ることができます。
特に(コアマン)vj、ipがおススメで私も愛用しています。
ご存知の通り、多くのアングラーから高い評価を受けているルアーです。
これを通して反応がなければ、ここに釣れる魚はいないと判断して次のポイントへ移動します。
それほどこのルアーは魅力があり信頼を寄せています。
そしてキジハタなどは、そのテリトリーの中で最大個体から先に食ってくるので、釣れるサイズが段々と小さくなっていきます。
私は40㎝以上でないと持ち帰らないと決めているので、釣れるサイズが40㎝を切った時点で、そのポイントに見切りをつけて次に向かいます。
今までに釣り上げた中で、50㎝オーバーは2ケタをゆうに超えています。
最大サイズは61㎝のキジハタで、嬉しい外道のマダイは78㎝をあげています。(さすがにこのサイズはマズイのでリリースします)
そして、このエリアのように外洋に隣接した急深ポイントには、次の日も多くのフレッシュな魚がサシてくるので、いつ釣行しても予想以上の釣果を上げることができます。
磯の危険性。安全対策について
安全第一で楽しく釣りを!
やはり釣りに重要なのはポイント選びにあると思います。
場荒れの進んでいない地磯が有力ですが、その分、身に及ぶ危険度はかなり高くなります。
毎年このエリアで釣り人の悲しい水難事故が多く発生します。
ここは山が北西をさえぎってくれるので北西風で発生する波は直接当たらないのです。
だから皆、油断しがちなのですが、ウネリは別です。
外洋と対面する位置ではないので、低気圧が起こすウネリの影響はある程度まではないのです。
しかし、カベになっていた経ケ岬にある線を越えるウネリが押しあたると、大潮の波長も重なり、一気にウネリが回り込んできます。
この時点で逃げたとしたら、もう手遅れです。
要は津波と似たような現象が起きるのです。
私はこの時、幸いにも釣行前日に低気圧の位置と進行方向を確認していたので、その釣り場に経った時から一度も海に背を向けていませんでした。
終始、岬の向う側の外洋の海況と、岬の根元の磯を越えるウネリに注意していたので、こちらに回り込んでくる前に危険を感じて撤収を開始していました。
いつも釣り場では即撤収できるように荷物はまとめて準備をしているので、この時も決断してから安全な崖の中腹にたどり着くまでは5分もかかっていないはずでした。
波の音でその場から振り返ると、今まで釣りをしていた地磯はウネリに完全に飲み込まれて水没していました。
私のホームとしている和歌山でも何度か命にかかわるような経験をしています。
その都度、何か変な気配を感じたり、ほんのわずかな異変や小さな変化に気づいて紙一重のところで助かってきました。
それもこれも、今思えば最初はとんでもない”釣りクラブ”に入ってしまったと思ってましたが、会長は性格が変で、規則は厳しいし、レベルは高いし、おまけに磯釣り指導員とかいう分けのわからない資格を取らされて、実習で船から海に放り込まれるは、真剣に後悔しましたが、安全面に関することや釣りの基本に関しては、嫌というほど叩き込まれたと思います。
今になってようやく この”釣りクラブ”に入って良かったなあと思っています。
おわりに
京丹後エリアのポテンシャル
まだ、この京丹後エリアでは、あまり人が入っていない地磯が多くあります。
私もグーグルマップで自分なりにポイントを見つけては開拓がてらの釣行を繰り返しています。
それに北西が吹く前に新しいポイントを見つけておくと、水温が下がって寒の時期に入るとオオマサや、大型青物のポイントに大化けするのです。
ベイトがたまる地形なのでアベレージサイズはかなり大きく、メーターオーバークラスも群れで入ってきます。
自分で開拓していくことにはリスクを伴いますが、自分一人でそのフィールドを独占できる満足感は、何物にも代えがたいものがあります。
皆様も安全面には十分に注意して自分だけのひとりじめできるポイントを探してみてはどうでしょうか。
では、 また。
【HIDE’S TACKLE】
- ロッド ゼナック DM SONIO 100M
- リール シマノ ステラ4000XG
- ライン シマノ ピットブル12 PE2号
- リーダー バリバス ショックリーダーフロロ 30~50lb
- ルアー (コアマン) VJ22ℊ、28ℊ/ IP18ℊ、26ℊ
(ブルーブルー) ジョルティー/ フリッド125S, 90S
(ジャクソン) アスリートピンテールチューン 27
(シマノ) サイレントアサシン 129S-FB, 99S-FB
(ジャンプライズ) ぶっ飛び君 95SS
筆者プロフィール
HIDE’s article.
↓下五島福江島で釣りをするなら↓
「五島列島瀬渡し船天水」